ONE SAMURAI-2- 大会直前に起きた計量の波紋 笠原弘希ら注目ファイターは契約体重で決戦へ、山本歩夢と平山諒選手戦は中止に
世界規模で成長を続ける格闘技団体「ONE Championship」が、日本市場で新たな存在感を示す中、注目大会「ONE SAMURAI 2」(8日、東京・EBARA WAVEアリーナおおた)を前に、公式計量で大きな動きがあった。
7日に行われた計量では、一部対戦カードの条件変更が決定。
選手たちが最高のパフォーマンスを発揮するための最終調整が続く一方、
体重管理という格闘技特有の難しさが改めて浮き彫りとなった。
大会第4試合として予定されていたバンタム級MMA(145ポンド=約65.8キロ)の山本歩夢選手対平山諒選手の一戦は、中止となった。
山本選手は計量で67.1キロとなり規定体重を超過。
契約体重での開催に向けて協議が行われたものの、
双方の合意には至らず、試合実施は見送られることになった。
一方で、大会への期待を集める第5試合のフェザー級キックボクシング
「笠原弘希選手対塩川琉斗選手」は、契約体重での開催が決定。
笠原選手は規定体重での計量をクリアできず、両陣営の協議の結果、151.6ポンド(約68.8キロ)の契約体重で実施されることになった。規定により、笠原選手は報酬の20%を塩川選手へ支払う。
また、第2試合のバンタム級キックボクシング「嵐舞選手対北野克樹選手」も
契約体重へ変更。嵐舞選手は規定体重を超えたため、
148.2ポンド(約67.2キロ)契約での開催となり、
同様に報酬の20%を北野選手へ支払う。
格闘技において計量は、単なる前日の確認作業ではない。
選手の身体づくり、戦略、そして勝負への覚悟が交錯する重要なプロセスだ。特に世界市場を舞台に展開するONEにとって、安全性と競技性を両立させながら、最高峰のエンターテインメントを届けることは大会運営における重要なテーマとなっている。
【文:高須基一朗】

