大石昌輝が韓国で鮮烈KO!涙の勝利に「名前を覚えてもらえた」 原田闘鬼も判定勝ち、小田尋久&Melty輝は惜敗

2026.9.22

 

 

K-1 FIGHTING NETWORK in Sangju Korea 2026で日韓4対4

 

韓国・慶尚北道尚州市で9月19日、

「K-1 FIGHTING NETWORK in Sangju Korea 2026」が開催された。

韓国のキックボクシング団体「EMA CHAMPIONSHIP」が主催し、「ROAD to K-1」を掲げた今大会では、K-1 GROUPの日本人ファイターと韓国人ファイターによる日韓対抗戦「4対4」を実施。

日本勢は小田尋久選手、大石昌輝選手、原田闘鬼選手、Melty輝選手が出場した。

4試合の結果は日本勢が2勝2敗。なかでも大石選手は、

韓国の実力者ヤン・ホンチョルを1ラウンドTKOで下す鮮烈な勝利を飾った。

試合後には涙を見せながら、韓国のファンへの感謝と再出場への思いを語った。


 

▪️大石昌輝、左ハイから2度のダウン 韓国の強豪を1Rで撃破

-70kg級・3分3R・延長1R

○大石昌輝選手(日本/K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
TKO 1R 2分50秒
●ヤン・ホンチョル選手(韓国/Dream Gym)

大石選手が韓国のリングで存在感を示した。

対戦相手のホンチョル選手は、タイの名門ラジャダムナン・スタジアムを舞台とする「RWS」にも出場経験を持つムエタイファイター。蹴りとパンチを組み合わせた攻撃力を持つだけに、大石選手にとっても簡単な相手ではなかった。

大石選手は本来、ウェルター級の-67.5kgを主戦場としているが、今回は-70kg級へ挑戦。

1ラウンド開始から重心を落として距離を詰めると、ホンチョル選手の蹴りに対してパンチと蹴りを返していく。

ホンチョル選手はパンチからヒザ、左右のフックからローキックと攻撃をつなげたが、大石選手は冷静に対応。

そして試合の流れを一気に変えたのが左ハイキックだった。

大石選手の左ハイがヒットすると、ホンチョル選手がダウン。

立ち上がった相手に対して大石選手は攻撃を止めず、右フックからローキック。そして右のパンチを決め、再びダウンを奪った。

2度目のダウンからホンチョル選手は立ち上がったものの、レフェリーが試合をストップ。

大石選手が1ラウンド2分50秒、TKO勝利を収めた。

試合後、大石選手は涙を流しながらマイクを握った。

「嬉しいです。凄い韓国の方たちが温かい声援を送ってくれて感謝しています」

さらに家族、指導者、仲間への感謝を口にしたうえで、

「韓国で大石昌輝という名前を覚えてもらえたと思いますが、また試合をさせてください」

と、韓国での再戦場を望む思いも明かした。

海外のリングで強豪を相手に結果を残し、勝利そのものだけでなく、現地ファンとのつながりも印象に残る一戦となった。


 

▪️原田闘鬼、韓国の新鋭を完封 ボディ攻撃で主導権

-63kg級・3分3R・延長1R

○原田闘鬼選手(日本/心将塾)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-27
●イ・ヒョンソク選手(韓国/TEAM ILDO)

原田選手は20歳の韓国人ファイター、イ・ヒョンソク選手と対戦。

序盤からローキックを軸に攻撃を組み立て、構えを変えながらハイキック、ボディへのパンチを織り交ぜていった。

1ラウンドには強烈な右をヒットさせ、ヒョンソク選手を追い込む場面も。

2ラウンドに入っても原田選手の攻勢は続き、左右のパンチからボディへ攻撃を集中。飛びヒザ蹴りも繰り出し、試合のペースを握った。

最終3ラウンドではヒョンソク選手もミドルキックや右アッパーで反撃したが、原田選手は前進を続け、ボディへのパンチを重ねる。

最後まで攻撃の手を緩めず、判定はジャッジ3者とも30-27。

原田選手が3-0の判定勝利を収めた。


 

▪️小田尋久は判定で敗れる 韓国の難敵ヒョンジュンが勝利

-70kg級・3分3R・延長1R

○キム・ヒョンジュン選手(韓国/釜山TAEHAN MUAY THAI GYM)
判定3-0 ※30-27、29-28、29-28
●小田尋久選手(日本/TEAM3K)

小田選手は、韓国中量級で注目を集めるキム・ヒョンジュン選手と対戦した。

ヒョンジュン選手は「ショットガン」の異名を持ち、日本人ファイターとの対戦でも実績を残している選手。

小田選手はローキックを軸に試合を組み立て、後ろ廻し蹴りやミドルキック、左右のフックを織り交ぜながら前進した。

一方のヒョンジュン選手はパンチとロー、ヒザを組み合わせ、距離を変えながら攻撃。

2ラウンドには小田選手がプレッシャーを強める場面も見せたが、ヒョンジュン選手も的確に攻撃を返した。

最終ラウンドでは小田選手の左右のフックがヒットする場面もあったものの、ヒョンジュン選手はミドルキックやストレートで応戦。

最後まで攻防が続いたが、判定は3-0でヒョンジュン選手。

小田選手は惜しくも勝利を逃した。


 

▪️Melty輝は攻撃的なファイト 韓国のキム・ミンジが判定勝利

-54kg級・3分3R・延長1R

○キム・ミンジ選手(韓国/YOUNG MU GYM)
判定3-0 ※30-28、30-28、29-28
●Melty輝選手(日本/FLAT UP GYM)

女子-54kg級ではMelty輝選手が韓国のキム・ミンジ選手と対戦した。

Melty選手は積極的に蹴りからパンチにつなげ、序盤から前へ出るスタイルを披露。

1ラウンドでは右パンチをヒットさせる場面もあり、ミンジ選手のローキックに対してパンチの連打からローキックを返した。

2ラウンドはミンジ選手が前進して右パンチを繰り出す一方、Melty選手はステップを使いながらジャブを合わせる展開。

互いにハイキックを狙うなど、攻撃的な攻防が続いた。

最終ラウンドでも両者は打ち合いを展開。

Melty選手の左右のパンチがミンジ選手を捉える場面もあったが、ミンジ選手は蹴りを交えながら応戦した。

判定は3-0でミンジ選手。

Melty選手は敗れたものの、最後まで攻撃を続けるファイトを見せた。

 

▪️日本勢は2勝2敗 大石昌輝のKOが強烈なインパクト

日韓4対4は、日本勢が大石選手、原田選手の2勝、

韓国勢がヒョンジュン選手、ミンジ選手の2勝で、結果は2勝2敗となった。

そのなかで最も強烈なインパクトを残したのが大石選手だった。

-70kg級という新たな階級に挑戦し、

RWS出場経験を持つホンチョル選手から1ラウンドで2度のダウンを奪ってTKO勝利。

さらに試合後には涙を流しながら韓国のファンへの感謝を伝え、

「また試合をさせてください」と再出場への思いも口にした。