KSW二階級王者パルナスがUFC電撃参戦 デビュー戦はランカーのダン・フッカーと激突
2026.7.27
UFCは26日(日本時間27日)、公式SNSを通じて、KSW二階級制覇王者のサラディン・パルナス選手(フランス)と契約したことを発表した。
あわせて、9月6日にフランス・パリで開催される「UFC Fight Night」で、ライト級12位のダン・フッカー選手(ニュージーランド)と対戦することも正式決定。欧州MMA界屈指の実力者が、いきなりランキング保持者との一戦で世界最高峰の舞台に足を踏み入れる。
パルナス選手は2015年にプロデビューすると、10連勝でKSWフェザー級暫定王座を獲得。その後、正規王者へ昇格したものの、2021年1月にダニエル・トーレス選手との初防衛戦でKO負けを喫した。しかし同年12月の再戦では判定勝ちで雪辱を果たし、王座奪還に成功。挫折を乗り越えて王者の座を取り戻した。
さらに2022年にはライト級へ転向し、暫定王座を獲得。
2024年4月にはヴァレリウ・ミルチャ選手を1ラウンドKOで下し、ライト級正規王者に戴冠した。その後の防衛戦は3試合連続KO勝利と圧倒的な強さを披露。今年5月にはジェイク・ポール氏率いるMVP(モスト・ヴァリアブル・プロモーション)の大会でもケネス・クロス選手をボディーブローで1ラウンドKOに沈め、戦績を23勝(8KO・7一本勝ち)2敗としている。
UFCとの契約決定を受け、パルナス選手は自身のSNSで
「キャリア最大の節目を迎えた。ルーツや歩んできた道を忘れることはない。努力と犠牲、そして皆さんの支えがあったからこそ、この瞬間を迎えられた」とコメント。
これまで支えてきたファンや関係者への感謝を言葉にした。
迎え撃つフッカー選手は、2014年からUFCで戦い続けるライト級屈指の実力者。
イスラム・マカチェフ選手やダスティン・ポイエー選手ら世界トップクラスとの激闘を重ねてきた経験を持つ。一方で近年はアルマン・ツァルキヤン選手、ブノワ・サン・デニ選手に連敗を喫しており、現在の戦績は24勝(11KO・7一本勝ち)14敗となっている。
欧州最大級のMMA団体KSWで二階級制覇という実績を築いたパルナス選手にとって、UFC参戦はキャリアの新たな挑戦となる。デビュー戦でランキング保持者を撃破すれば、一気にタイトル戦線へ名乗りを上げる可能性も十分。9月のパリ大会は、UFCライト級の勢力図を左右する一戦として大きな意味を持つ。
【文:高須基一朗】


