大谷翔平選手、敵地で異例の喝采 対戦パドレス・ファンも思わず「参りました」―圧巻の45号にスタジアムが沸騰

2025.8.25

【©️Los Angeles Dodgers, 】

米国の大リーグを代表するスーパースターの1人である

大谷翔平選手(ドジャース)の存在感は、もはや敵味方の垣根を超えている。

24日(日本時間25日)、サンディエゴで行われたパドレス戦で大谷選手が放った45号の本塁打は、敵地のファンの心さえも動かした。

 

試合終盤、松井裕樹の高め直球を完璧に捉え、右翼席に突き刺した豪快な一発。

リーグ本塁打王争いで再び首位に並ぶ大記録の瞬間に、ペトコ・パークはざわめきから歓声へと変わった。
驚くべきはその後の光景だ。

ダイヤモンドを回った大谷選手は、ベンチに戻る前にドジャースではなく、目の前のパドレスファンとハイタッチ。

タティスJr.のユニホームを着た男性ファンは頭を下げながら手を差し出し、「参りました」とばかりに敬意を示した。

大谷も笑顔で応じ、肩を軽く叩く仕草まで見せた。

敵地でライバルチームのユニホームを着たファンと主力打者が称え合う―通常ではあり得ないシーンだが、大谷選手にとっては不思議ではないのかもしれない。

MLB公式『X』も即座に、この心あたたまる一連の動画を紹介し、「大谷翔平がとどめを刺すと、パドレスファンは我慢できず敬意を行動で示した」と伝えた。

大谷選手の一振りは試合の行方だけでなく、スタジアム全体の野球ファンの空気さえも一瞬で変える。