「彼が俺を引退に追い込む」―レブロン・ジェームズ、ウェンバンヤマとの共演で“現役続行”を宣言

2025.6.26

【© Fanatics, Inc】

NBA史上屈指のスーパースターであるレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)が、現役続行への意欲をユーモア交えて語った。

 

レブロンは、6月22日(現地時間)に米ニューヨークで開催された大型スポーツイベント『Fanatics Fest』に登壇。トム・ブレイディ(元NFLの名クォーターバック)やサンアントニオ・スパーズのビクター・ウェンバンヤマらとともに、

トークセッションに参加した。

ステージ上では、長年のビジネスパートナーであり親友でもあるマーベリック・カーターから「あと何年プレーを続けるつもりか?」と問われる場面も。

これに対し、レブロンは笑顔でウェンバンヤマを指さしながら、

冗談めかしてこう語った。

 

「彼が俺のシュートをブロックして、それを観客席までぶち込む限り、俺はまだやるよ。つまり、彼が俺に引退の引導を渡すってことだ」

この発言に、客席は大きな笑いと歓声に包まれた。対するウェンバンヤマも負けじと、「彼(レブロン)が引退するのは僕よりも後でしょうね」とウィットに富んだ返しで応じ、ステージを盛り上げた。

改めて「実際にはあと何年プレーするつもりか?」と問われたレブロンは、真剣な表情でこう答えている。

「レブロンにはまだまだ余力があると思ってるよ。少なくともあと2シーズンは確実だ。賭けてもいい」

昨年12月に40歳の誕生日を迎えたレブロンは、2003年のドラフトでNBA入りを果たし、今やキャリア22年目を迎えようとしている。

一方、ウェンバンヤマは2004年1月生まれの21歳。

つまり、レブロンがプロ入りした時点で、

彼はまだこの世に生を受けていなかった。

約20歳の年齢差を越えて、今もなおトップレベルのパフォーマンスを披露し続ける“キング”ことレブロン・ジェームズ。自身の半分ほどの年齢である次世代スターたちとコートで競り合いながら、その存在感は一層際立っている。

NBAの歴史を塗り替え続けるこのレジェンドが、次にどんなドラマを生むのか。

【文:高須基一朗】