森保ジャパン、豪州に16年ぶりの敗戦 若手主体で挑むも0-1でW杯予選初黒星
2025.6.6
【©️JFA】
日本代表は6月5日、2026年北中米W杯アジア最終予選・第9戦でオーストラリア代表と敵地パースで対戦し、0-1で敗れた。すでにW杯出場を決めている日本だったが、新戦力を試した一戦で勝利には届かず。W杯予選では初黒星、またオーストラリアには実に16年ぶりの敗戦となった。
試合は終盤まで拮抗した展開が続いたが、後半アディショナルタイムに右サイドを突破され、痛恨の失点。最後までゴールを奪えなかった日本は、2009年6月のW杯最終予選以来となるオーストラリア戦の敗北を喫した。
この日の日本は、3月のサウジアラビア戦から先発メンバーの大半を入れ替え、初招集7人を含む若手中心の布陣。チームの底上げを図る意味合いも強い一戦となった。
前半はMF俵積田がドリブル突破、MF平河が積極的にミドルを狙うなど、新顔が奮闘。試合を通してMF久保やMF中村ら主力も途中投入され、攻撃のギアを上げたが、堅守を敷くオーストラリアの壁を崩せなかった。
久保の右足シュートがわずかに枠を外れるなど惜しい場面もあったが、決定機を生かしきれなかった日本。スローインの流れから一瞬の隙を突かれ、最後にネットを揺らされた。
これで日本とオーストラリアの通算対戦成績は11勝8敗10分に。森保ジャパンとしては、これまでの2勝1分から初の黒星となった。
次戦に向けて、日本は再びメンバー構成を見直し、経験と実績を積んだ選手たちとの融合をどう図るかが問われる。若手台頭の兆しを見せながらも、世界と戦う現実を突きつけられた90分だった。