武尊選手が引退試合で有終の美 ロッタン選手にTKO勝ち!4度のダウン奪取
【©️ONE SAMURAI】
4月29日に有明アリーナで行われた格闘技イベント「ONE SAMURAI 1」で、元K-1三階級制覇王者の武尊選手(34)が現役最終戦に臨み、ロッタン選手とのフライ級キックボクシング暫定王座決定戦に勝利した。計4度のダウンを奪う内容で、5回TKO勝ちを収め、ベルト奪取とともに現役生活に幕を下ろした。
試合は慎重な立ち上がりとなった。
第1ラウンド、互いに距離を取りながら様子をうかがい、武尊選手はローキック、ロッタン選手はパンチで応戦。探り合いの中で静かな攻防が続いた。
動きが出たのは第2ラウンド。打ち合いの中で武尊選手の左がロッタン選手を捉え、最初のダウンを奪取した。さらに、攻勢を強めたロッタン選手に対し、冷静に応じながら再び左を打ち込み、2度目のダウンを奪った。終盤には連打で追い込む場面も見せたが、決着は持ち越された。
第3ラウンド以降はロッタン選手が立て直し、激しい打ち合いに発展。
第4ラウンドにはパンチで武尊選手を後退させる場面もあり、試合は一進一退の展開となった。
最終第5ラウンド、武尊選手は右ストレートでダウンを奪うと、さらにもう一度ダウンを追加。レフェリーが試合を止め、TKO勝ちとなった。
試合後、武尊選手は涙を流しながらマイクを握り、「何度も負けてしまい、期待を裏切ってしまったが、きょう来ていただいた皆さんに感謝しています。うれしいしかない」と語った。また、「ロッタン選手がいなければ、この試合は実現しなかった」と対戦相手への謝意も示した。
武尊選手は2022年6月、THE MATCH 2022での敗戦後も現役を続行。
ロッタン選手との対戦を目標にONE Championshipと契約し、
初対戦ではKO負けを喫したが、その後の勝利を経て、この日、再戦に臨んだ。
なお、武尊選手はプライベートでは2025年7月に川口葵さんと結婚。
この日は観客席から見守る中でのラストマッチとなり、
リング上ではムーンサルトで歓喜を表現するなど、最後まで武尊選手らしさを見せた。
【プロフィール】
武尊(たける)本名・世川武尊。
1991年7月29日、鳥取県米子市出身。
小学2年で空手を始め、2011年にKrushでプロデビュー。
15年にK-1 WORLD GP初代スーパーバンタム級王座を獲得.
フェザー級、スーパーフェザー級も制してK-13階級制覇を達成。
25年7月にタレントの川口葵さんと結婚。
【文:高須基一朗】







