宇野昌磨&本田真凜「しょまりん」公式戦デビューは4位 145.70点で初陣飾る 2030年五輪へ「小さな一歩」
フィギュアスケートの宇野昌磨と本田真凜によるアイスダンスカップル「しょまりん」(トヨタ自動車)が11月1日、群馬県前橋市のALSOKぐんまアイスアリーナで開催された東日本選手権のフリーダンス(FD)に出場。87.02点をマークし、前日のリズムダンス(RD)との合計145.70点で4位となった。
公式戦デビューとなった今大会。五輪メダリストの宇野と、世界ジュニア選手権女王の実績を持つ本田が新たな競技に挑む姿に、会場からは大きな歓声と拍手が送られた。
▪️豪快なリフトに大歓声 演技後は2人で笑顔
淡い紫色のドレスをまとった本田と、水色の衣装で登場した宇野。2人がリンクに姿を見せると、客席からは大きな歓声が上がり、ローマ字で「SHOMARIN」と記された応援タオルも数多く掲げられた。
フリーダンスでは、ジャンリュック・ベイカー氏が振り付けを担当した「四季」を披露。冒頭のリフトを鮮やかに決めると、観客から大きな拍手が送られた。
中盤以降には、宇野が得意とするイーグルの動きを取り入れながら本田を抱き上げるダイナミックな演技も見せた。2人の息の合った動きと豊かな表現力がリンク上で際立ち、演技終了後にはスタンディングオベーションが起こった。
フィニッシュ後、2人は両手を握り合い、互いの目を見つめながら笑顔を見せた。本田は安堵したように右手を胸に当て、初めての公式戦を滑り切った喜びをにじませた。
▪️上位3組との得点差、課題と収穫を得た初陣
今大会の優勝は、ミラノ・コルティナ五輪代表の吉田唄菜、森田真沙也組(うたまさ)。合計175.82点をマークした。
2位には櫛田育良、島田高志郎組(いくこう)が165.53点で入り、3位は紀平梨花、西山真瑚組(りかしん)の165.32点だった。
しょまりんは合計145.70点で4位。上位3組とは得点差がついたものの、アイスダンスへの本格的な挑戦を始めた2人にとって、今回の大会は競技者としての新たなスタートとなった。
▪️2030年五輪へ、宇野「ポテンシャルがある」
宇野は今大会を終え、2030年のフランス・アルプス冬季五輪を目標に掲げる姿勢を改めて強調した。
「目標は変わることはない。そこがゴール。僕たちは伸び代があってポテンシャルがある。これからも頑張りたい」
競技転向から積み重ねてきた練習への手応えを示し、今後の成長に意欲を見せた。
本田も「目標は変わっていない。4年の長い道のりの中の小さい一歩だと思うし、すごく大切な大会になった」とコメント。今回の結果だけでなく、五輪へ向かう長い挑戦の中で得た経験を大切にしたいという思いを語った。
▪️2024年の現役引退から新たな挑戦へ
宇野は男子シングルで平昌、北京と2大会連続で五輪メダルを獲得し、世界選手権では2連覇を達成。本田も2016年の世界ジュニア選手権で優勝するなど、シングルで実績を残してきた。
2人は2024年に競技生活からの引退を表明。その後、プロスケーターとして活動する中で、宇野からの誘いをきっかけに同年10月ごろからアイスダンスへの挑戦を決めた。
2026年5月には2人でアイスダンスチームの結成と競技復帰を正式発表。2030年の冬季五輪出場という共通の目標に向け、新たなキャリアを歩み始めた。
今回の東日本選手権は、10月31日のリズムダンスで58.68点を記録して4位発進。翌日のフリーダンスでも4位となり、2日間の公式戦を合計145.70点で終えた。
次の大きな舞台は12月の全日本選手権。
シングルで世界の頂点を経験した2人が、
アイスダンスという新たな競技でどのような成長を見せるか。

