【全米OP】ルバキナが世界1位サバレンカ撃破で初優勝!3度目の正直で頂点へ フルセット激闘制し女子テニス界の新女王に
女子テニスの今季最終グランドスラム、全米オープンは日本時間13日、ニューヨークで女子シングルス決勝が行われ、第2シードのエレナ・ルバキナ選手が第1シードのアリナ・サバレンカ選手を4-6、7-5、2-6で破り、悲願の大会初優勝を飾った。
世界ランキング1位と2位が激突した頂上決戦。ルバキナ選手は第1セットを落とす苦しい立ち上がりとなったが、そこから崩れなかった。第2セットでは終盤の勝負どころを制してセットを奪い返すと、最終セットでは再び主導権を握り、2度のブレークを奪って世界女王を押し切った。
2024年、2025年と全米オープンを連覇していたサバレンカ選手を止めたルバキナ選手。その勝利の意味は大きい。
▪️世界1位を真正面から破ったルバキナ
決勝は、まさに女子テニス界の頂点を決める一戦となった。
第1シードのサバレンカ選手に対し、第2シードとしてコートに立ったルバキナ選手。両者とも世界トップクラスの攻撃力を誇るだけに、序盤から互いに一歩も譲らない展開となった。
先にセットを手にしたのはサバレンカ選手だった。
しかし、ルバキナ選手はここで流れを手放さない。
第2セットでは終盤まで競り合いが続く中、勝負どころでブレークを奪い、7-5でセットを奪取。試合を振り出しに戻した。
グランドスラム決勝という極限の舞台で、セットを落とした後に立て直す精神力。ここにルバキナ選手の強さが表れていた。
▪️最終セットで見せた勝負強さ
勝負のファイナルセット。
ルバキナ選手は第3ゲームでブレークに成功すると、さらに第7ゲームでもブレーク。世界1位サバレンカ選手にプレッシャーをかけ続け、最後まで攻撃の手を緩めなかった。
サバレンカ選手も最後まで反撃を試みたが、ルバキナ選手はその猛攻を受け止め、最後は6-2。
3セットに及ぶ激闘を制し、ついに全米オープンの頂点へたどり着いた。
世界1位と世界2位の直接対決で、勝ったのはルバキナ選手だった。
▪️3連覇を阻止してつかんだ「初優勝」
今回の優勝が特別なのは、単にグランドスラムを制したという事実だけではない。
ルバキナ選手が破った相手は、直近2大会の全米オープン女王であり、世界ランキング1位のサバレンカ選手だった。
しかもサバレンカ選手は今大会、1回戦から順調に勝ち上がり、準々決勝では第6シードのリンダ・ノスコバ選手、準決勝では第3シードのジェシカ・ペグラ選手を撃破。3連覇に向けて万全の状態で決勝まで勝ち上がっていた。
その絶対的な存在を、最後に止めたのがルバキナ選手だった。
世界最高峰の舞台で、過去2年の王者を相手に最後まで攻め抜いたルバキナ選手の勝負強さは、今大会最大のハイライトと言っていい。
▪️「彼女の方が優れたプレーヤーだった」サバレンカも称賛
敗れたサバレンカ選手は、試合後の会見でルバキナ選手のプレーを称賛した。
サバレンカ選手自身、決勝で思うようなプレーができなかった悔しさをにじませながらも、ルバキナ選手のサービスと攻撃力を高く評価。
世界1位が認めるほど、ルバキナ選手のプレーは決勝の舞台で際立っていた。
一方、サバレンカ選手は試合直後、悔しさからベンチでラケットを破壊。その後の会見では、グランドスラム決勝で3連覇が懸かった試合を落としたことで感情を抑えることが難しかったと説明した。
ただ、この日の主役は、悔しさを抱えながらコートを去ったサバレンカ選手ではない。
世界1位を打ち破り、全米オープン初優勝という最高の栄冠を手にしたルバキナ選手だ。
▪️女子テニス界に新たな時代を刻む
世界ランキング1位と2位による決勝を制したことで、ルバキナ選手は改めて世界トップの実力を証明した。
第1セットを落としても動じず、第2セットで試合を振り出しに戻し、最終セットではブレークを重ねて勝利を決める。
その戦いぶりは、単なる勢いによる優勝ではない。
強敵を前にしても自分のテニスを崩さず、最も重要な場面で勝負を決める。グランドスラム女王にふさわしい完成度だった。
そして何より、最後までコートに立ち続け、世界1位との激闘を制して手にした全米オープン初優勝。
ルバキナ選手にとって、このタイトルはキャリアを象徴する大きな一勝となった。

