【高校野球女子選抜】イチローが9回17奪三振で完封!3安打の福田稟には「参りました」 「スターが生まれた」と絶賛

2026.9.13

イチロー氏が率いる「イチロー選抜 KOBE CHIBEN」と高校野球女子選抜のエキシビションマッチが13日、東京ドームで行われ、KOBE CHIBENが7-0で勝利した。

今年で6回目を迎えた恒例の一戦で、先発したイチロー氏は9回を一人で投げ切り、17奪三振の快投。2年連続となる完封勝利を飾った。

一方で、イチロー氏を最も苦しめたのが、高校野球女子選抜の1番打者として出場した神戸弘陵の福田稟選手だった。

福田選手はイチロー氏から3安打を記録。伝説の打者として知られるイチロー氏から、堂々とヒットを重ねる強烈なインパクトを残した。


 

▪️イチロー投手は9回17奪三振の快投

イチロー氏は立ち上がりからテンポの良い投球を披露。

打者を次々と打ち取り、9回を投げ抜いて17個の三振を奪った。

得点を許さず、2年連続の完封勝利。

今年も「1年に一度」の特別な舞台で、投打にわたって存在感を示した。

試合後、イチロー氏は開催そのものへの喜びを口にした。

「まず1年に一度のこの試合がこうやって開催できたこと、これに尽きます」

さらに、今後もできる限り長くこの試合を続けたいという思いを語りながら、

「できるだけ長くやりたいと今も思ってるわけですけど、身体、おじさんたちきついもんね」

と笑顔で語った。

自身も9回を投げ切っただけに、充実感と疲労感が入り交じるコメントとなった。

 

▪️17奪三振のイチローを打ち砕いた福田稟選手

そんなイチロー氏にとって、最後まで気を抜けない存在だったのが福田選手だ。

高校野球女子選抜の1番打者として出場した福田選手は、イチロー氏から3安打。

9回17奪三振という圧巻の投球を見せたイチロー氏から、

3本のヒットを放つ結果を残した。

試合後、福田選手について聞かれたイチロー氏は、すぐに頭を下げた。

「参りました!本当にいい選手。なんかスターが生まれたなっていう感じがしますよね。もう嫌な感じ、ずっと嫌な感じでした。本当にナイスプレーでした」

と、福田選手の打撃を高く評価した。

イチロー氏から直接「スター」と評された福田選手は、思わず涙。

「こんなにすごい選手、イチローさんから褒めてもらうことは世界で一番嬉しいです」

と、うれし涙を流した。

福田選手は最初の打席で放ったヒットについて、

「やってやったと思いました」

と笑顔で振り返った。

これに対してイチロー氏は、

「やられました」

と笑いながら完敗を認めた。

さらに福田選手は盗塁にも挑戦。

「これは走れると思ったので、1球目から試しました」

と振り返ると、イチロー氏は、

「軽くディスられてる感じが気持ちいいですね」

と笑わせた。

9回17奪三振という圧巻の数字を残したイチロー氏に対し、

福田選手は3安打に加えて積極的な走塁でも存在感を発揮した。

数字だけを見れば7-0というKOBE CHIBENの完勝だが、

福田選手の存在が試合に強烈なアクセントを加えた。

 

▪️イチローが逆質問「おじさんはあんなに打たれたことないから」

試合後のやり取りで印象的だったのが、イチロー氏から福田選手への質問だった。

イチロー氏は福田選手に、

「打席でどういう感覚だった? これはいけるっていう感触なのか、結構難しいと感じてたのか、もう余裕だったのか教えて。それ知りたいわけ。おじさんはもう、あんなに打たれたことないから」

と質問。

3安打を許した本人だからこそ、福田選手がどのような感覚で打席に立っていたのかを知りたかったのだろう。

これに対して福田選手は、シンプルに、

「気持ちですね」

と回答。

さらに、

「やっぱり根性大事なんすよ」

と笑顔で答えた。

イチロー氏も思わず笑みを浮かべる、世代を超えた野球人同士のやり取りとなった。

 

▪️この大舞台から生まれる「次のスター」

この試合の主役は、9回17奪三振で完封したイチロー氏だった。

しかし、そのイチロー氏から「スターが生まれた」と名指しで称賛された福田選手にとっても、この日は大きな意味を持つ一日になった。

憧れの存在から直接評価された経験は、これからの野球人生において大きな財産になるはずだ。

イチロー氏が長年にわたって築いてきた野球界への影響力は、現役時代の記録だけにとどまらない。

こうした特別な舞台で若い世代と対戦し、その才能を自らの言葉で認めることもまた、次のスターを生み出す一つの力になっている。

9回17奪三振の快投と、3安打を放った女子高校生。

東京ドームで交わされた二人の言葉には、世代を超えて野球が受け継がれていく瞬間が刻まれていた。