大坂なおみ選手 全米OPで2年連続16強入り 激闘制し「勝てたことが信じられない」
テニスの四大 世界大会「全米オープン」は現地時間
2026年9月5日に女子シングルス3回戦が行われ、
第13シードの大坂なおみ選手が
第23シードのエリーズ・メルテンス選手(ベルギー)を6―3、3―6、7―5で撃破。
約3時間に及ぶ激しい戦いを制し、2年連続となるベスト16進出を決めた。
過去に2018年、2020年と2度の全米オープン制覇を果たしている大坂選手にとって、今回が同大会10度目の出場。3年連続でニューヨークの舞台に立つなか、再び上位進出への歩みを進めている。
▪️大坂なおみ選手がフルセットの激闘を制す
世界ランキング13位の大坂選手は、今大会1回戦でアナスタシア・ザハロワ選手、2回戦ではカテリーナ・シニアコバ選手を破り、3回戦へ進出。
待ち受けたのは世界ランキング20位のメルテンス選手だった。
第1セットは大坂選手が主導権を握り、6―3で先取。勢いそのままに試合を進めたが、第2セットでは流れが変わる。
大坂選手は先にブレークを奪ったものの、メルテンス選手の粘り強いプレーに苦しめられ、その後2度のブレークを許して3―6。勝負は最終セットへ持ち込まれた。
互いに譲らない展開となったファイナルセットでは、大坂選手が第5ゲームでブレークを許し、追い込まれる場面もあった。
それでも、ここから大坂選手が意地を見せる。
第7ゲーム終了後には左脚の治療を受けるためメディカルタイムアウトを取得。コンディションが心配される状況となったが、コートに戻ると直後の第8ゲームでブレークバックに成功した。
そこからさらに集中力を高め、最後は第12ゲームで再びブレーク。7―5でファイナルセットを制し、3時間に及ぶ激闘に終止符を打った。
最後まで諦めないプレーで勝利をつかみ、大坂選手は全米オープン2年連続のベスト16入りを果たした。
▪️「勝てたことが信じられない」大坂なおみ選手が喜び
試合終了後のオンコートインタビューでは、勝利の喜びとともに、最後まで声援を送り続けた観客への感謝を口にした。
「正直、この試合に勝てたことが信じられません。最後まで残って応援してくれた皆さんに感謝します」
さらに、試合中に自身のプレーに感情をあらわにしてしまったことについても言及。
「コートに自分のすべてを注ぎ込んだような感覚がありました。どのポイントも諦めずに戦い続けました。皆さんが応援してくれたおかげです」
と、スタンドからの声援が大きな力になったことを明かした。
一方で、自身のプレーに対して厳しい感情を見せた場面については、観客に向けて謝罪。
「自分のプレーが素晴らしいとは到底思えませんでした。かなり落ち込んで、自分に対してとてもネガティブな気持ちになってしまいました。あのような態度をとってしまい本当に申し訳ありません」
と率直な思いを語った。
特に子どもたちが観戦していることを意識していたようで、
「特に見てくれていた子供たちには本当に申し訳ない気持ちです」
とコメント。
それでも、最後には全米オープンへの特別な思いを改めて示した。
「この大会は一番好きな大会なので、皆さんの前で良いプレーをしたかったんです。もう一度試合ができる機会を得られて本当に嬉しいです」
▪️次戦はさらに厳しい戦いへ
苦しい時間帯を乗り越え、再びニューヨークの舞台で16強入りを果たした大坂選手。
2018年と2020年に頂点へ立った思い出深い全米オープンで、今年も着実に勝ち上がっている。
4回戦では、第2シードのエレナ・ルバキナ選手(カザフスタン)と
世界ランキング58位のユリア・スタロドゥブツェワ選手(ウクライナ)の勝者と対戦する。
強豪がそろう後半戦へ進んだ大坂選手が、ここからどこまで勝ち上がるのか。

