「ルーニー・テューンズ」新作映画が“お蔵入り”から奇跡の復活!『Coyote vs. Acme』北米2位デビュー
人気アニメ「ルーニー・テューンズ」のキャラクター、ワイリー・コヨーテを主人公にした実写×アニメーションのハイブリッド映画『Coyote vs. Acme』が、北米興行ランキングで初登場2位を記録した。
一度は完成後に“お蔵入り”が決まった作品が、関係者やファンの後押しを受けて劇場公開へ。実に3年越しでスクリーンに登場した話題作が、見事なスタートを切った。
▪️『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』に続く2位
8月28日から30日までの北米興行ランキングでは、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が週末興収2251万3101ドルを記録し、5週連続となる首位をキープした。
公開5週目を迎えても勢いは衰えず、週末時点で北米累計興収は8億9182万1029ドルに到達。歴代作品と比較しても非常に高い水準で推移している。
そんな『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』に続き、2位に飛び込んだのが『Coyote vs. Acme』だ。
3575館で公開され、初日から3日間の北米興収は1591万4007ドルを記録。大型シリーズ作品が並ぶランキングの中で、存在感を示すスタートとなった。
▪️ワイリー・コヨーテが実写×アニメでスクリーンに登場
『Coyote vs. Acme』の主人公は、「ルーニー・テューンズ」を代表するキャラクターの一人、ワイリー・コヨーテ。
何度挑戦してもロードランナーを捕まえられず、さまざまな作戦を繰り出しては思わぬ失敗に見舞われるキャラクターとして、長年にわたって世界中のファンに親しまれてきた。
今回の映画では、そんなワイリー・コヨーテを中心に、実写とアニメーションを組み合わせたハイブリッド作品として新たな物語が描かれる。
「ルーニー・テューンズ」のキャラクターたちが実写世界に登場するスタイルは、これまでも映画で採用されてきた。
2021年公開の『スペース・プレイヤーズ』、2003年の『ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション』に続く、新たな劇場映画としても注目を集めている。
▪️一度は“お蔵入り”が決まった作品だった
ここまで注目を集める『Coyote vs. Acme』だが、その道のりは決して平坦ではなかった。
もともとは劇場公開を前提とした作品ではなく、配信向け作品として製作が進められていた。
ところが、完成を迎えた2023年秋、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーの方針によって作品の公開が見送られることに。
完成していた映画が世に出ないという異例の事態に、関係者やファンからは公開を求める声が相次いだ。
作品をスクリーンで見たいという声が広がる中、複数のスタジオが配給権をめぐる動きに参加。
最終的にKetchup Entertainmentが権利を獲得し、作品は再び公開への道を歩み始めた。
そして2026年、ついに劇場公開が実現。
“幻の映画”となる可能性もあった作品が、3年越しに観客の前へ姿を現した。
▪️復活を後押しした根強いファンの存在
『Coyote vs. Acme』が注目されている理由は、単純な興行成績だけではない。
一度は公開されない可能性が高まった作品を、関係者やファンがあきらめなかったことも大きなポイントだ。
完成した作品を劇場で見たいという声が広がり、最終的に新たな配給会社によって公開へとつながった。
映画そのものだけでなく、作品がたどった異例の経緯も含めて、多くの観客から関心を集めることになった。
▪️過去の「ルーニー・テューンズ」映画と比較しても存在感
今回のオープニング興収は、2021年の『スペース・プレイヤーズ』には及ばなかったものの、2003年の『ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション』を上回る結果となった。
シリーズの知名度を考えれば、今回の劇場公開は新たなファンを獲得する機会にもなりそうだ。
特に、長年「ルーニー・テューンズ」を楽しんできた世代に加え、実写とアニメーションを融合させた映像表現によって、若い世代にも作品の魅力を届けられる可能性がある。
『Coyote vs. Acme』は、完成後に公開が危ぶまれた作品が、ファンの声や関係者の動きを経て劇場公開までたどり着いたという、異例の背景を持つ。
北米では初登場2位という結果を残し、まずは存在感を示した。
興行成績だけではなく、公開までの物語そのものも含めて大きな注目を集めている作品だけに、今後どこまで観客を増やしていくのかにも期待がかかる。

