UFC=元K-1王者リュウ・ツァーが地元 上海で衝撃デビュー! 右フック一閃の1R・KO勝利に大観衆が熱狂
【©️UFC】
元K-1 WORLD GPクルーザー級王者のリュウ・ツァー選手(中国)が、
UFC初陣から強烈なインパクトを残した。
8月29日、中国・上海のオリエンタルスポーツセンターで開催された
UFC Fight Night: Nurmagomedov vs. Song
ライトヘビー級の一戦で、リュウ選手が
レヴィ・ホドリゲスJr.選手(ブラジル)と対戦し、1RでKO勝利を飾った。
世界最高峰の舞台となるUFCへのデビュー戦、
しかも地元・中国で迎えた大一番。
リュウ選手は、その期待に応えるかのような鮮烈なフィニッシュを見せた。
■開始直後から強烈な打撃で主導権
ゴングが鳴ると、リュウ選手は自らの最大の武器である打撃をいきなり披露する。
序盤からカーフキックを積極的に繰り出し、ホドリゲスJr.選手の前足を狙ってダメージを蓄積。さらにジャブで距離を測りながら、長いリーチを生かしたパンチを打ち込んでいく。
特に効果的だったのが右フックだ。
ホドリゲスJr.選手が前に出ようとするところへ右フックを合わせ、
相手のバランスを崩す場面を作り出す。
キックボクシングで培った距離感とタイミングが、
UFCのオクタゴンでも存分に発揮された。
一気に仕留めに行く場面でも、リュウ選手は冷静さを失わない。
カーフキックを織り交ぜながら相手の動きを止め、
じわじわとフィニッシュへの流れを作っていった。
■一瞬の右フックで試合終了
そして、その瞬間は突然訪れた。
リュウ選手が放った右フックがホドリゲスJr.選手の顔面を正確に捉える。
強烈な一撃を受けたホドリゲスJr.選手は、そのままマットへ前のめりで崩れ落ちる。
レフェリーが即座に試合を止め、リュウ選手のUFCデビュー戦は1R・KO勝利という最高の形で決着した。
試合終了後にはリングドクターが駆け寄るほどの衝撃的なフィニッシュ。UFC初戦とは思えない堂々たるパフォーマンスで、リュウ選手は世界最高峰の舞台にその名を刻んだ。
■地元・上海の大観衆が大熱狂
さらに大きな盛り上がりを見せたのが、試合後の会場だった。
中国・上海で迎えたUFCデビュー戦。地元の期待を背負ってオクタゴンに上がったリュウ選手が、わずか1Rで勝利を決めると、会場は大きな歓声に包まれた。
UFC公式プロフィールでもリュウ選手は中国出身のストライカーとして紹介され、プロMMAではこれまでの勝利をすべてKO/TKOで挙げている。
その破壊力は、今回のUFCデビュー戦でも変わらなかった。
■元K-1王者がMMAでも新たなステージへ
リュウ選手は、もともとキックボクシングの世界で実績を積み上げてきたトップファイターだ。
2023年にはK-1の無差別級トーナメントを制覇。さらに2024年にはシナ・カリミアン選手をKOで下し、第4代K-1 WORLD GPクルーザー級王者に輝いた。
キックボクシングで頂点を経験したファイターが、次に選んだ舞台がMMAだった。
MMAでは2023年にプロデビューを果たし、今回のUFC参戦までに3勝1敗を記録。
UFC公式プロフィールでも、これまでのMMA勝利はすべてKO/TKOとなっている。
さらにUFCデビューに向けては、打撃だけではなく
テイクダウンやグラップリング、横方向のフットワーク、
距離管理にも重点を置いてきたという。
つまり今回の勝利は、
単純に「元K-1王者の打撃がUFCでも通用した」というだけではない。
MMAファイターとして進化を続けてきたリュウ選手が、
その成果を世界最高峰の舞台で示した一戦だった。
今回のUFC上海大会は、中国勢にとっても大きな意味を持つ大会だ。
メインイベントではソン・ヤドン選手、
さらにアオリ・チロン選手やス・ムダルジ選手、
ション・ジンナン選手ら中国勢が多数出場。UFCが上海で大会を開催する中、
リュウ選手も地元ファンの大きな期待を背負ってオクタゴンに上がった。
その中で、1R・KOという強烈な結果を残したリュウ選手。
元K-1王者という肩書だけではなく、
MMAファイターとしても世界最高峰で戦えることを証明するスタートになった。
まだUFCでは1試合を終えたばかり。
それでも、圧倒的な打撃力とフィニッシュ能力を持つリュウ選手が今後どこまでUFCライトヘビー級戦線を駆け上がっていくのか。

