U17女子W杯で日本が開幕2連勝 格上スロベニアに30点差快勝、世界屈指の守備力で優勝候補撃破
【©️FIBA】
チェコ・ブルノで開催されている「FIBA U17女子バスケットボールワールドカップ2026」で、日本代表(FIBA女子ユースランキング9位)が世界にその実力を見せつけた。現地7月13日、格上のスロベニア代表(同6位)を89-59で破り、開幕2連勝を飾った。
日本は高さで平均身長8cm上回るスロベニアを相手に苦戦も予想されたが、その差を感じさせない組織力と機動力で試合を支配。世界の強豪を相手に30点差の快勝を収め、日本女子バスケットボールの育成力の高さを改めて証明する一戦となった。
試合は第1クォーターを18-18の同点で終える接戦となったが、第2クォーターから日本が本領を発揮する。主将格のガード・竹内みや選手がバスケットカウントを決めて流れを引き寄せると、小林蘭選手のスティールから速攻を展開。安藤玲選手、安井穂香選手、権藤寧々選手が3ポイントシュートを沈め、一気にリードを広げた。
後半は日本の守備がさらに冴え渡った。第3クォーターはスロベニアの得点をわずか7点に封じ、試合の主導権を完全に掌握。センターの石綿文選手はインサイドで体を張るだけでなく、3ポイントシュートも決めるなど、多彩なプレーで攻守両面から勝利に貢献した。
この日の勝因は、日本らしいアグレッシブなディフェンスにあった。
リバウンドでは26-53と大きく下回ったものの、13本のスティールを記録し、相手に23個のターンオーバーを誘発。そのミスから31得点を挙げ、速攻でも18得点をマークするなど、素早い攻守の切り替えでスロベニアを圧倒した。
さらに、ペイントエリアでの得点でも40-24と優位に立ったことは特筆すべき点だ。高さで劣りながらも、ガード陣が積極的にリングへアタックし、インサイドを攻略。日本が長年培ってきたスピード、判断力、チームバスケットが、世界の舞台でも十分に通用することを印象づけた。
近年、日本女子バスケットボールはA代表が東京五輪銀メダルを獲得するなど世界トップレベルで戦い続けており、その流れは育成年代にも確実に受け継がれている。U17世代でも世界ランキング上位国を相手に堂々と主導権を握る戦いぶりは、日本女子バスケットボールの国際競争力の高さを示すものだった。

