ネイマール選手 W杯敗退から数日で世界最高峰ポーカー大会へ 参加費約160万円を支払い出場 ビザ上の問題はあるのか

2026.7.13

ブラジル代表として2026年FIFAワールドカップに出場したネイマール選手が、チームの敗退からわずか数日後に米ラスベガスで開催された世界最高峰のポーカートーナメント「ワールドシリーズ・オブ・ポーカー(WSOP)」へ出場し、大きな話題となっている。世界的なサッカー選手が国際ポーカー大会に参加すること自体は珍しくないが、

「ビザや法的な問題はないのか」という点にも関心が集まっている。


 

ネイマール選手はブラジル代表が決勝トーナメント2回戦(ベスト16)でノルウェー代表に敗れた後、ラスベガスへ移動し、参加費1万ドル(約160万円)の6人制トーナメントへエントリーした。

大会主催者も公式SNSで「ブラジルのスーパースター、ネイマール選手がブラジル代表のワールドカップ敗退から約1週間後に1万ドルの6人制トーナメントへ出場した」と歓迎。黒いキャップとパーカー姿で真剣な表情を見せながらプレーする様子も公開されている。

ネイマール選手は以前からポーカー愛好家として知られ、オフシーズンや休暇中には国内外の大会へ参加してきた実績がある。今回もブラジル代表の敗退によってスケジュールが空いたことで、世界最高峰の舞台へ挑戦したとみられる。

また、WSOP出場前には米フロリダ州オーランドのテーマパーク「エピック・ユニバース」を訪れていたことも報じられており、代表活動を終えた束の間の休暇を過ごしていたようだ。

 

▪️ビザや法的な問題はあるのか

ネイマール選手のWSOP参加については、一部で「FIFAワールドカップ出場のために米国へ入国した選手が、賞金の出るポーカー大会へ参加して問題はないのか」との疑問も上がっている。

現時点で、ネイマール選手の大会参加について、米国当局が移民法やビザ制度上の問題を指摘した事実は確認されておらず、違法性を示す公的な発表もない。

もっとも、米国の移民法では、外国人が国内で行える活動は取得しているビザや入国資格によって異なる。FIFAワールドカップのような国際大会に出場する選手は、大会主催者や所属団体を通じて、競技参加に必要な滞在資格や査証(ビザ)を取得して渡米するのが一般的だ。

一方、WSOPはラスベガスで合法的に開催される競技大会ではあるものの、高額賞金が設定されたプロフェッショナルイベントでもある。このため、参加者の立場によっては、単なるレクリエーションではなく「賞金を目的とした競技活動」や「報酬を伴う活動」と評価される可能性があり、滞在資格との整合性が論点となる場合がある。

米国では、スポーツ選手や芸能人が取得するPビザやOビザなどは、それぞれ認められる活動内容が定められている。また、ビザ免除プログラム(ESTA)や観光ビザ(B-2)での入国の場合でも、賞金の受領方法やスポンサー契約の有無、出演料の発生、営利性の程度などによって判断が分かれるケースがあり、一概に適法・違法を断定することはできない。

さらに、WSOPで賞金を獲得した場合には、米国税法上の源泉徴収や納税義務が発生する可能性があるほか、自国との租税条約の適用も含めて税務上の手続きが必要になるケースもある。そのため、海外選手の多くは移民法や税務の専門家の助言を受けながら大会へ参加しているとされる。

実際、WSOPにはこれまでもサッカー選手やNBA選手、テニス選手など世界的なアスリートが数多く出場してきたが、適切な滞在資格や必要な手続きを経たうえで参加しているのが一般的と考えられている。

今回のケースでも、ネイマール選手についてビザ違反や移民法違反を指摘する公式発表はなく、現時点では必要な手続きを経て大会へ参加したものとみられる。