佐々木麟太郎選手 石川ケニー投手はドラフト初日で指名ならず 日本人初のNPB・MLB両ドラフト指名は実現なるか
米大リーグ(MLB)の2026年ドラフト会議が現地時間11日(日本時間12日)、米ペンシルベニア州フィラデルフィアで開幕した。初日は1巡目から4巡目までが行われ、計135選手が指名されたが、注目を集めていたスタンフォード大学の佐々木麟太郎選手(21)と、石川ケニー投手(22)の名前は最後まで呼ばれなかった。両選手の運命は、日本時間13日に実施される5巡目以降の指名へ持ち越された。
今年のドラフトでは、全体1位指名権を持つホワイトソックスが、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)の遊撃手ロッチ・チョロウスキ選手(21)を指名。家族とともに別会場で結果を待っていたチョロウスキ選手は、指名の瞬間に涙を浮かべ、喜びを爆発させる姿が現地中継でも大きく報じられた。
一方、日本から大きな注目を集める佐々木選手と石川投手は、初日4巡目までに指名されることはなかった。
MLBドラフトでは、米国やカナダの高校・大学に所属する選手が対象となるが、日本人選手が4巡目以内に指名された例は極めて少ない。これまでの最高位は、2013年にカリフォルニア州ランチョ・バーナード高校からヤンキースに2巡目(全体66位)で指名された加藤豪将さん(現ブルージェイズスタッフ)のみ。佐々木選手、石川投手ともに、この記録を更新することはできなかった。
それでも、ドラフトはまだ終わっていない。
日本時間13日に行われる5巡目以降では、両選手が指名される可能性は十分に残されている。
昨年はハワイ大学の武元一輝投手がアスレチックスから19巡目(全体560位)で指名を受けており、日本人選手の指名実績は続いている。もし佐々木選手、または石川投手が今年指名されれば、NPBドラフトで指名を受けた後にMLBドラフトでも指名される史上初のケースとなり、新たな歴史を刻むことになる。
なお、両選手は昨年のNPBドラフトでも高い評価を受けており、佐々木選手は福岡ソフトバンクホークスから1位指名、石川投手はオリックス・バファローズから6位指名を受けている。今後はNPB、MLB双方との交渉が進む見通しで、NPB球団との交渉期限は7月31日、MLB球団との契約期限は米東部時間7月27日午後5時(日本時間28日午前6時)となっている。
MLBドラフト上位10指名が確定
全体1位はUCLA遊撃手チョロウスキー
米メディア「近年屈指の豊作ドラフト」と高評価
ちなみに1巡目が終了し、全体1位から10位までの指名選手が出そろった。
今ドラフトは大学、高校を問わず有望選手が豊富に揃った“豊作年”とされ、米メディアも「近年で最も層の厚いドラフトの一つ」と高く評価。各球団の戦略や将来構想が色濃く反映された指名結果として、大きな注目を集めている。
全体1位では、シカゴ・ホワイトソックスがUCLAの遊撃手ロック・チョロウスキー選手を指名。大学球界屈指の遊撃手として知られ、打撃、守備、走塁の三拍子が揃った万能型プレーヤーだ。
米スポーツ専門局『ESPN』はチョロウスキー選手について、「完成度と将来性を兼ね備えた、今年のドラフトで最もリスクの少ない選手」と評価。さらに『Baseball America』も「攻守両面でオールスター級の才能を秘める遊撃手」と高く評価しており、多くのスカウトが将来のメジャーを代表するショートとして期待を寄せている。
上位10指名では、タンパベイ・レイズ、ミネソタ・ツインズ、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ピッツバーグ・パイレーツ、カンザスシティ・ロイヤルズ、ボルティモア・オリオールズ、アスレチックス、アトランタ・ブレーブス、コロラド・ロッキーズが、それぞれ将来の主力候補となる逸材を獲得。将来性だけでなく、
比較的早い時期のメジャー昇格も見据えた即戦力志向の指名が目立った。




