豪快バックスピンで再起を証明 フィジエフ 圧巻TKOで復活へ
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バックスピン一閃から試合を終わらせた。敗戦からの再起を懸けた一戦で、ラファエル・フィジエフ選手が持ち前の打撃センスを存分に発揮。鮮烈なKO劇で存在感を取り戻し、UFCライト級戦線に改めて名乗りを上げた。
日本時間6月28日、アゼルバイジャン・バクーで開催された『UFC Fight Night: Fiziev vs. Torres』ライト級マッチで、同級11位のラファエル・フィジエフ選手(アゼルバイジャン)が、同級15位のマヌエル・トーレス選手(メキシコ)を2ラウンドTKOで下し、再起戦を白星で飾った。
フィジエフ選手はキックボクシングとムエタイをベースにした世界屈指のストライカー。今年1月にはマウリシオ・ルフィ選手にTKO負けを喫し、キャリアの岐路ともいえる状況に立たされていた。一方のトーレス選手はUFC参戦後に勢いを増し、ドリュー・ドーバー選手、グラント・ドーソン選手を相手に2連勝中と、ランキング上昇を狙う実力者だった。
初回からフィジエフ選手は多彩な攻撃を織り交ぜる。鋭いローキックで足を削りながら、打撃主体のイメージとは対照的にテイクダウンも成功させるなど、試合運びの幅広さを披露。対するトーレス選手も素早く立ち上がり、ダブルジャブや右ストレートで応戦し、一進一退の攻防が続いた。
勝負が動いたのは第2ラウンドだった。
フィジエフ選手が放った豪快なバックスピンキックがガード越しに炸裂すると、その衝撃でトーレス選手は後方へ吹き飛ばされる。立ち上がった瞬間を逃さず猛ラッシュを仕掛けたフィジエフ選手は、鋭いパンチの連打でダウンを奪取。最後はパウンドを浴びせ続け、レフェリーが試合を止めた。
敗戦からの復活を印象づける完勝だった。
打撃技術の高さだけでなく、試合全体を支配する組み立てとフィニッシュ能力を改めて証明したフィジエフ選手。ライト級はUFC屈指の激戦区として知られるが、この日の内容はタイトル戦線への再浮上を十分に期待させる試合内容だった。

