格闘技ファン必見のビッグイベント「ONE 172」が、

3月23日にさいたまスーパーアリーナで開催される。

それに先立ち、17日に記者会見が開催され、

メインイベントで激突するロッタン・ジットムアンノン（タイ）と、

元K-1世界3階級制覇王者・武尊が、それぞれ試合に向けた意気込みを語った。

 

 

■ チャトリCEO「三角関係がより面白くなる」

ONE Championshipのチャトリ・シットヨートンCEOは、日本での久々の大会に向けて大きな期待を寄せた。

「日本に戻れて本当にうれしい。今回の『ONE 172』のテーマは“日本VS世界”だ。これほどの日本のトップ選手が世界の強豪と戦うイベントは、かつてない規模になるだろう。」と自信を見せた。

特に注目されるのは、武尊 vs. ロッタンの一戦だ。

「2018年にロッタンと那須川天心が戦い、多くの関係者が『ロッタンが勝った』と言っていた。そして昨年、那須川天心と武尊が拳を交えた。もし今回、武尊がロッタンに勝てば、この三角関係の構図はさらに面白くなる。」

この発言は、格闘技界のストーリーをさらに盛り上げるものであり、ファンにとっても興味をそそられるポイントだ。

また、チャトリCEOは「この試合は必ずKOで決着する。キックボクシング史上最大の戦いになることは間違いない。」と断言し、期待感を高めた。

 

■ 武尊「ONEが最後の挑戦の舞台」

長年、日本のキックボクシング界をけん引してきた武尊は、ONEでの戦いに特別な覚悟を持って臨んでいる。

「K-1で3階級を制覇し、最後の挑戦をするならONEが最適な舞台だと思った。」と、その決意を語った。

さらに「ロッタンは長年ONEの王者として君臨し、世界中のファンを魅了してきた。そのロッタンを倒せば、自分が世界一の称号を手にすることができる。」と、勝利への強い意志を見せた。

 

■ ロッタン「素晴らしい試合を届ける」

対するロッタンも、武尊との対戦に対して高いモチベーションを持っている。

「武尊と試合ができることを光栄に思う。自分はタイ人代表として、そしてONEの代表として、最高の試合をファンに届けるつもりだ。」と語り、闘志を燃やした。

 

また、チャトリCEOの発言により、

武尊・ロッタン・那須川天心という3人の因縁関係が改めて

クローズアップされることとなった。

3月23日の試合結果次第では、この三角関係の物語がさらに深まり、

格闘技界に新たな歴史が刻まれることになるだろう。

果たして、リングの上で繰り広げられるドラマの結末はどうなるのか？

その瞬間を、世界中の格闘技ファンが見届けることになる。