やはり剛腕は翳りを見せず アンソニー・ジョシュア 2度のダウンから圧巻の逆転KO
2026.7.26
【=Anthony Joshua】
ボクシング界を代表するヘビー級スターの底力が、再び世界に衝撃を与えた。
元世界ヘビー級3団体統一王者のアンソニー・ジョシュア(英国)が25日、サウジアラビアで行われたノンタイトル戦でクリスティアン・プレンガ(アルバニア)と対戦。初回に2度のダウンを喫する苦しい展開に追い込まれながらも、2回に強烈な右で逆転KO勝利を飾った。
36歳となった元王者の剛腕は、決して衰えてはいなかった。
試合開始直後、ジョシュアはプレンガの鋭いパンチを浴びてまさかのダウン。さらに初回終了間際にも再びキャンバスに沈むなど、序盤から大きな試練を迎えた。
しかし、そこからが元王者の真骨頂だった。
迎えた2回、ジョシュアは冷静さを取り戻すと、強烈なワンツーで相手を後退させる。プレッシャーを強めながら距離を詰め、最後は破壊力抜群の右フックを叩き込み、プレンガをマットに沈めた。
初回に2度倒されながら、わずか1ラウンド後に試合を終わらせる圧巻の逆転劇。世界トップクラスのパワーと勝負強さを改めて証明する一戦となった。
米スポーツ専門局「ESPN」もジョシュアの勝利を「見事な逆転勝利」と報道。世界的な評価を受けるボクシング専門誌「ザ・リング」も、その劇的なフィニッシュに注目した。
かつて世界ヘビー級の頂点に立ったジョシュアは、今回の勝利で戦績を30勝(27KO)4敗に更新。36歳を迎えてなお、ひと振りで試合を決める圧倒的な破壊力は健在だ。
王座返り咲きを目指すベテラン王者候補の復活劇。
その拳には、いまだ世界を震わせるだけの威力が残されている。
【文:高須基一朗】


