マネル・ケイプ vs 堀口恭司選手の2度目の対決決定―その先に見える平良達郎選手との世界戦、日本フライ級“頂上決戦の運命の交差点”

2026.3.25

UFCフライ級戦線において、日本の格闘技ファンにとって大きな意味を持つカードが決定した。
マネル・ケイプと堀口恭司の対戦がUFCで実現することになった。

この試合は単なるランカー同士の一戦ではない。
日本人フライ級戦線、そしてUFCフライ級の勢力図、さらには将来的な“あるビッグマッチ”へとつながる可能性を秘めた重要な一戦と言える。


 

▪️堀口選手にとってはUFCタイトル戦線への最短ルート

堀口恭司選手にとって、UFC復帰後のキャリアはすべてタイトル戦線に戻るための道と言っていい。
RIZIN、Bellatorで王者となり、長年世界トップクラスとして戦ってきた実績を考えれば、UFCでもタイトルコンテンダーに入る実力がまだまだあることは疑いようがない。

30代半ばになっても、格闘家として衰え知らずでそれは揺るがない状況だ。

その置かれた立場の中でマネル・ケイプとの再戦は非常に意味が大きい。

ケイプはRIZIN王者経験者であり、現在はUFCフライ級上位に位置するファイター。
つまりこの試合は、

RIZINフライ級王者 vs 元RIZINフライ級王者のUFC再会
というストーリーも持っている。

ここで堀口選手が勝利すれば、一気にタイトル挑戦戦線に入る可能性も見えてくる。
逆にケイプも同様で勝てば、タイトル挑戦となるのは間違いないだろう。
両者にとってキャリアを左右する重要な一戦になる。

 

▪️この試合が意味するもう一つの物語

更に日本の格闘技ファンにとって、少し斜に構えた見方もあるが・・・前置いて、この試合の本当の意味は別のところにもある。

それは、
この試合の先に見える日本人フライ級の最大のカードの存在だ。

そのカードとは、
平良達郎選手 vs 堀口恭司選手である。

平良選手はUFCフライ級トップ戦線に食い込み、日本人史上初のUFCフライ級王者を次の試合で狙う存在。
一方の堀口選手は、日本MMA軽量級を長年牽引してきた象徴的存在であり、両者ともに人気の高い選手。

この二人は同じフライ級でありながら、これまで一度も対戦したことがない。
つまり実現すれば“初対決”となる。

そしてこの構図は非常に分かりやすい。

日本MMAを世界に押し上げてきた男

これから世界の頂点で連勝を続ける男

世代と時代が交差する試合になる。

 

▪️すべてはケイプ戦から始まる

だからこそ今回、正式に決まったマネル・ケイプ vs 堀口恭司という一戦は非常に重要な意味を持つ。

多くのストーリーの分岐点になる試合だ。

日本格闘技ファンなら誰もが一度は想像するカード。
世代と時代が交差する、日本フライ級の史上最大級のドリームマッチが待ち遠しい。


【文:高須基一朗】