RISE話題の一戦!白鳥大珠選手に向けられる“逆風演出”の真意「おれが何したっていうんだよ」の裏で広がる支持
【©️RISE】
「おれが何したっていうんだよ。。RISEホームだよね?」。立ち技打撃格闘技RISEのスーパーライト級の日本人エースの1人である白鳥大珠選手(30=TEAM TEPPEN)がXに綴った一言は、単なる“ぼやき”として片付けるには示唆的だ。
発端は、3月28日に東京・両国国技館で開催される「RISEエルドラド2026」に向けたあおり映像だった。元ONEバンタム級キックボクシング世界王者カピタン・ペッティンディーアカデミーとの一戦を前に、主催側は「今回ばかりはカピタンを応援しても許す」という異例のコピーを打ち出した。通常であれば自団体の王者を後押しする構図とは逆行するこの演出は、否応なく注目を集める。
なぜ、こうした“逆風”が用意されたのか。
その背景として指摘されるのが、白鳥選手が現在、オンラインで放送・出演中のABEMA番組「ラブパワーキングダム2」での振る舞いだ。
リング外でのキャラクターが拡散されることで、従来の格闘家像とのギャップで、
多くの美女たちを前にイケメンぶりが強調され、一部では揶揄や批判的な反応を呼び込んだ。
もっとも、ここで見落としてはならないのは、可視化される声と実際の評価の乖離である。SNSにおいては過激な意見ほど拡散されやすく、結果として「批判が多数派であるかのような印象」が形成されがちだ。しかし、実際には白鳥選手の実績や試合内容を評価し、純粋に勝利を期待する層も多いことも事実。
むしろ今回の演出は、白鳥選手という存在が“物語を背負える選手”であることの裏返しとも言える。支持と反発、その両方を引き寄せるだけの吸引力があるからこそ、主催側もあえてコントラストの強い構図を描いたと想像できる。
白鳥選手・本人にとっては納得しがたい状況かもしれない。
しかし、トップ選手である以上、競技力だけでなく、その存在自体が興行の文脈の中で消費されるのもまた現実だ。言い換えれば、今回の一件は“人気者の宿命”が可視化された瞬間でもある。
逆風に見える状況の中で、最終的に評価を覆すのはリング上の白星と豪快なKO勝利の内容に他ならない。だからこそ、この一戦は単なる一戦にとどまらず、
白鳥大珠というファイターの価値を改めて問い直す機会となるだろう。
【文:高須基一朗】

