王者の貫禄!! 金子晃大がカリスティスを圧倒し、堂々のV2達成
▪️王者の貫禄!! 金子晃大がカリスティスを圧倒し、堂々のV2達成
【©️K-1】
立ち技格闘技イベント「K-1 WORLD MAX 2025」が2月9日、
東京・国立代々木競技場第二体育館で開催され、
K-1現スーパーバンタム級王者・金子晃大(28)が
ギリシャの強豪、”ロードス島のローリングサンダー”こと
マノリス・カリスティス(31)を相手に判定勝利。
最終ラウンドに2度のダウンを奪う完勝で2度目の王座防衛を果たした。
▪️冷静沈着な戦略でカリスティスを攻略
試合序盤から金子は巧みな戦術を展開。
低い重心を維持しながら、ボディブローとローキックを的確に織り交ぜ、
カリスティスの動きを制限した。
対するカリスティスは得意の胴回し回転蹴り「ローリングサンダー」を放つも、
金子は落ち着いてブロックで対処し、ダメージを最小限に抑えた。
第2ラウンドに入ると、カリスティスもギアを上げて前へ出る場面が増えたが、
金子は冷静に対応。
ガードを固めつつ、右ストレートやカーフキックを確実にヒットさせ、
徐々に試合のペースを掌握していった。
▪️決定打!圧巻のダウン奪取
互いにダウンのないまま迎えた最終ラウンド。
ここで試合の流れを決定づけたのは、金子の鋭い左フックだった。
ラウンド中盤、強烈な一撃を叩き込み、カリスティスから待望のダウンを奪取。
さらに終了間際、逆転を狙い猛攻を仕掛けてきたカリスティスを冷静に迎え撃ち、
再び左のパンチでダウンを奪った。
この決定的な場面で勝負は決し、金子が判定3-0の完勝を収めた。
▪️さらなる進化への決意
試合後、金子は勝利の喜びを満面の笑みで表現し、
マイクを手に取ると感謝の言葉を述べた。
「ギリシャから強い選手を招いてくださった関係者の皆さま、ありがとうございました。去年に続き、僕が頑張れているのは応援してくれる皆さんのおかげです」
さらに、KOでの決着を逃したことを悔やみながらも、今後の成長を誓った。
「今日はKOで締めくくれなかったですが、しっかり倒し切れるように自分と向き合っていきます。見てくれたお客さんが『楽しかった!』と思えるような試合をしていくので、応援よろしくお願いします!」
▪️他・階級王者も防衛成功
この日の大会では、3大タイトルマッチと銘打っており、
他の王者たちも堂々の防衛戦を披露した。
K-1スーパーライト級王者のヨードポン・ウィラサクレック(タイ)は
鈴木勇人をTKOで破り、圧倒的な強さを見せつけた。
また、K-1フェザー級王者・寺田匠は新美貴士と激戦を繰り広げ、判定3-0で勝利。
両者ともに初防衛を成功させ、今後のさらなる活躍に期待が高まる。
今回の「K-1 WORLD MAX 2025」は、
各階級の王者たちがその実力を存分に発揮する大会となったと言えるだろう。