大谷翔平選手 選手間投票の年間最優秀選手&最優秀野手を逃す 2部門で最終候補入りもPCAがダブル受賞 村上宗隆選手も新人賞ならず
米大リーグ選手会は10月28日(日本時間29日)、現役メジャーリーガーの投票で選出する「プレーヤーズ・チョイス・アワード」の2026年受賞者を発表した。カブスのピート・クロウアームストロング選手が、メジャー全体の年間最優秀選手に当たる「プレーヤー・オブ・ザ・イヤー」と、ナ・リーグの最優秀野手賞をダブル受賞。2部門で最終候補に残っていたドジャースの大谷翔平選手は、いずれも受賞を逃した。
また、ア・リーグの最優秀新人賞では、タイガースのケビン・マクゴニグル選手が選出。最終候補入りしていたホワイトソックスの村上宗隆選手は受賞に届かなかった。
▪️選手同士の投票で決まる「プレーヤーズ・チョイス・アワード」
同賞は、現役メジャーリーガーが同じフィールドで戦った選手たちの活躍を評価する年間表彰。1992年に始まり、選手間投票によって受賞者が決まる点が特徴だ。
記者や解説者などが選考に関わる賞とは異なり、実際に対戦し、シーズンを通じて競い合った選手たちが仲間のパフォーマンスを評価する。今回、大谷選手は年間最優秀選手とナ・リーグ最優秀野手の両部門で最終候補に入ったものの、タイトル獲得には至らなかった。
▪️大谷翔平選手 投打二刀流で存在感も負傷に苦しむシーズン
メジャー9年目を迎えた大谷選手は、3年ぶりに開幕から投打二刀流でシーズンに臨んだ。
打者として打率.275、30本塁打、81打点、11盗塁、OPS.889を記録。投手としても14試合に登板し、8勝2敗、防御率1.79と安定した成績を残した。
一方、6月に左膝、7月には右上腕二頭筋などを痛め、7月以降は打者に専念。9月には負傷者リスト入りするなど、コンディション面で難しい局面もあった。
投打両面で高い能力を発揮しながら、負傷の影響も受けた2026年シーズン。選手間投票による年間最優秀選手のタイトルは逃したものの、2部門で最終候補に選ばれたことは、同僚たちから高い評価を受けていたことを示している。
▪️クロウアームストロング選手 45本塁打&41盗塁で40-40達成
大谷選手を上回り、2つの主要タイトルを獲得したクロウアームストロング選手は、カブスでレギュラーシーズン全162試合に出場した。
打率.280、45本塁打、107打点、41盗塁を記録。45本塁打は両リーグ最多タイで、40本塁打と40盗塁を同時に達成する「40-40」を成し遂げた。守備でも好プレーを重ね、攻守両面でチームに貢献した。
さらに、OPS.943をマーク。打撃での長打力と走塁、守備を兼ね備えたシーズンを送り、選手間投票による年間最優秀選手とナ・リーグ最優秀野手の2冠に輝いた。
▪️村上宗隆選手 日本人新人記録を更新する35本塁打
メジャー1年目の村上選手は、127試合に出場して打率.207、35本塁打、77打点、OPS.825を記録した。
35本塁打は日本人選手のメジャー1年目の記録を更新する数字。開幕から3試合連続本塁打を放ち、4月中旬には5試合連続本塁打を記録するなど、シーズン序盤から長打力を発揮した。前半戦だけで20本塁打を放ち、オールスターにも選出されている。
一方、6月から7月にかけて右太もも裏の負傷で約1カ月間離脱。後半戦は打率1割台に苦しむなど、課題も残した。
最終的にア・リーグ最優秀新人賞はマクゴニグル選手に決まったが、村上選手が1年目から35本塁打を記録したことは、メジャーの舞台で持ち味の長打力を示した実績となった。
▪️2026年プレーヤーズ・チョイス・アワード主な受賞者
【年間最優秀選手】
ピート・クロウアームストロング選手(カブス)
【最優秀野手】
ア・リーグ:ヨルダン・アルバレス選手(アストロズ)
ナ・リーグ:ピート・クロウアームストロング選手(カブス)
【最優秀投手】
ア・リーグ:キャム・シュリトラー選手(ヤンキース)
ナ・リーグ:ジェーコブ・ミジオロウスキー選手(ブルワーズ)
【最優秀新人】
ア・リーグ:ケビン・マクゴニグル選手(タイガース)
ナ・リーグ:サル・スチュワート選手(レッズ)
【カムバック・プレーヤー】
ア・リーグ:ヨルダン・アルバレス選手(アストロズ)
ナ・リーグ:ザック・ウィーラー選手(フィリーズ)
【マン・オブ・ザ・イヤー】
クリス・バシット選手(オリオールズ)
【カート・フラッド賞】
デービッド・コーン氏
【慈善活動賞】
ジェーク・バーガー選手(レンジャーズ)

