【ボクシング】亀田和毅の世界戦に異例の展開 王者フィゲロアが計量失敗で王座剥奪、勝てば3階級制覇へ
プロボクシングのWBA世界フェザー級タイトルマッチで、試合前日に異例の事態が発生した。世界同級3位の亀田和毅選手(35=TMKジム)が、王者ブランドン・フィゲロアとの世界戦に向けた前日計量を一発でクリアした一方、王者が400グラム超過で失格。フィゲロアは王座を剥奪され、タイトルの行方は亀田選手の勝敗によって大きく左右されることになった。
▪️亀田和毅は57.0キロで一発クリア 王者は再計量でも超過
試合に向けた前日計量は、10月16日(日本時間17日)、米ラスベガスで実施された。
亀田選手はフェザー級のリミットから100グラム軽い57.0キロで計量をクリア。万全の準備を整え、決戦に臨む態勢を整えた。
対するフィゲロアは、最初の計量に約30分遅れて到着したうえ、規定体重を400グラム超過。
約1時間後の再計量でもリミットをクリアできず、王座剥奪という結果になった。
世界タイトルマッチでは、前日計量の結果が試合成立だけでなく、王座の認定にも直結する。今回の計量失敗によって、試合前の構図は大きく変化した。
▪️フィゲロアが勝っても王座は空位 亀田の勝利なら新王者に
今回の試合は、フィゲロアの王座剥奪後も開催される予定だ。ただし、王者だったフィゲロアは、試合に勝利してもタイトルを保持できない。
一方、亀田選手が勝利すれば、新王者となり、世界3階級制覇を達成する。世界タイトルを懸けた一戦であることに変わりはないものの、計量失敗によって勝敗と王座の関係が通常とは異なる展開となった。
亀田選手にとっては、長年のキャリアで積み重ねてきた経験を世界王座につなげる重要な機会となる。計量をクリアした状態で試合を迎えられることも、準備の面では大きな要素だ。
▪️亀田和毅「リスペクトを欠いている」作戦変更せず決戦へ
公開計量では、亀田選手が鍛え上げた肉体を披露し、ガッツポーズを見せた。
フィゲロアの計量失敗については「正直リスペクトを欠いている」と率直な思いを口にした一方、試合への姿勢は崩さなかった。
「準備はできている。(作戦は)何も変えない。自分は自分のやるべきことをやるだけです」と語り、相手の状況に左右されず、自身の戦いに集中する考えを示した。
対戦相手の計量失敗という予想外の事態が起きても、試合に向けた方針を変えない姿勢を明確にした亀田選手。世界王座を懸けた戦いでは、技術や戦術だけでなく、試合直前の環境変化にどう対応するかも重要だ。

