CNN記者らホワイトハウス入場を拒否 記者証を無効化・没収 3社が法的対応を検討

2026.9.20

米国 CNN、MS NOW、ニュースサイトのPoliticoの記者が

9月19日に米ホワイトハウスへの入場を拒否され、取材に必要な記者証を無効化または没収された。前日、ドナルド・トランプ大統領が3社をホワイトハウスから締め出すと表明しており、今回の措置が実際に適用された形となった。

複数の米メディアやReuters、AP通信によると、CNNのホワイトハウス担当記者ベッツィ・クライン氏、MS NOWのアカイラ・ガードナー記者、Politicoのチェイエン・ハスレット記者らが、19日朝にホワイトハウスへの入場を試みたものの、いずれも取材区域への立ち入りを認められなかった。


 

▪️CNN記者、記者証が無効化されたと説明

CNNのクライン記者は、ホワイトハウスに入ろうとした際、記者証が無効化されていることを伝えられたと説明。その後、記者証を取り上げられ、入場できなかったという。

CNNは声明で、政府を取材し報道する活動を継続する方針を示し、ホワイトハウス取材チームを支持すると表明した。

MS NOWのガードナー記者も、入場時に記者証が無効化されていると告げられたと報告。同行していたスタッフの一部が入場できた一方、カメラマンの記者証も取り上げられたと説明している。

さらにPoliticoのハスレット記者についても、入場を拒否され、ホワイトハウスへのアクセス証を没収されたと同社が明らかにした。

 

▪️トランプ氏が前日に3社の締め出しを表明

今回の措置に先立ち、トランプ氏は18日、SNSへの投稿でCNN、MS NOW、Politicoをホワイトハウスから締め出す方針を表明していた。

トランプ氏は3社の報道について「フェイクニュース」などと批判し、政権や自身について「虚構や嘘を報じるべきではない」と主張。さらに、ほかの報道機関についても同様の措置を取る可能性を示していた。

その翌日に実際に3社の記者が入場を拒否されたことで、ホワイトハウスと報道機関の対立が改めて表面化した。

 

▪️3社は法的対応を検討

CNN、MS NOW、Politicoはいずれも今回の措置に反発しており、米国憲法修正第1条が保障する報道の自由などとの関係を問題視している。

CNNとMS NOWは、今回の措置に対して必要な対応を取る考えを表明。Politicoも記者を支持し、報道活動を守る姿勢を示している。

ホワイトハウス記者会も記者証の取り消しについて問題視し、アクセスの回復を求めている。

今回の措置が米国憲法上どのように評価されるかについては、今後、関係する報道機関による法的手続きや司法判断を通じて争点となる可能性がある。

 

▪️ホワイトハウスと報道機関、対立が続く

トランプ政権と主要メディアをめぐっては、これまでも取材アクセスや報道内容を巡る対立が続いてきた。今回、CNN、MS NOW、Politicoの3社が同時にホワイトハウスへの入場を拒否されたことで、政権と報道機関の関係は新たな局面に入った。

一方、3社はいずれもホワイトハウス周辺などから取材を継続する姿勢を示している。