Krush.191=古宮晴選手が2R KO!圧巻の3度のダウン奪取 K-1の王座挑戦を猛アピール
【©️K-1】
ライト級の注目対決で、古宮晴選手(team VASILEUS)が存在感を示した。
8月30日に東京・後楽園ホールで開催された「Krush.191」。
セミファイナルで行われたKrushライト級のワンマッチに出場した古宮選手が、上野空大選手(kickboxing gym SHINYUUKI+)を2R KOで撃破。試合を通じて3度のダウンを奪う圧巻の内容で勝利を飾り、試合後にはK-1ライト級王座への挑戦を堂々と要求した。
▪️古宮が序盤からプレッシャー 終了間際に右ストレートでダウン
両者ともオーソドックスの構えでスタートした一戦。開始直後から古宮選手は前進を続け、左ジャブやインローを使いながら上野選手との間合いを詰めていく。
対する上野選手はジャブやカーフキック、ミドルを織り交ぜて距離を確保。古宮選手の接近に対して蹴りを返し、簡単には主導権を渡さない。
それでも古宮選手は下がらない。
右ストレートやボディーへの攻撃を重ねながら、徐々に上野選手を後退させていった。
ラウンド終盤、古宮選手の右ストレートが上野選手を正面から捉える。上野選手はその場に倒れ込み、古宮選手が最初のダウンを奪った。
上野選手は立ち上がったものの、直後に終了のゴング。
古宮選手が大きなアドバンテージを手にして1Rを終えた。
▪️2Rにさらに加速 右フックで2度目のダウン
2Rに入ると、上野選手はローキックからヒザ蹴りにつなげて反撃を試みる。
しかし、古宮選手の攻撃は止まらない。
ボディーを狙ってから顔面へパンチをまとめると、右フックが上野選手を捉える。さらに追撃を加えたところで、再び上野選手がキャンバスへ。2度目のダウンとなった。
ここから古宮選手は一気に勝負を決めにいく。立ち上がった上野選手に対して距離を詰め、コーナーへ追い込みながらパンチを連打。
上野選手も飛びヒザ蹴りなどで反撃するが、古宮選手は攻撃の手を緩めない。
最後は左ストレートから右フックを打ち込み、上野選手を再びマットに沈めた。
この日3度目のダウン。
レフェリーが試合を止め、古宮選手が2R KO勝ちを収めた。
▪️「ライト級で一番強い」 古宮がタイトル戦を要求
試合後、マイクを握った古宮選手は、激闘を繰り広げた上野選手への敬意を示した。
「上野くん、期待の選手だけあって、めっちゃプレッシャーかかりましたし、めっちゃ怖かったんですけど、おかげで僕も一段と強くなれたんで感謝しています」
そのうえで、自らの現在地について力強く言い切った。
「僕はライト級で一番強いと思ってますし、里見選手にもサムエル選手にも勝てると思ってるんで、タイトルマッチお願いします!まだ見せたいものいっぱいあるんで、これからも楽しみにしていてください」とファンへメッセージを送った。
▪️格闘代理戦争からタイトル戦線へ
古宮選手はABEMAの「格闘代理戦争」で注目を集め、2020年4月にプロデビュー。
2024年6月には足利也真登選手をTKOで下し、
第6代DEEP☆KICK-63kg王座を獲得した。
2025年2月の「Krushライト級ワンデートーナメント」では、
1回戦で永澤サムエル聖光選手、準決勝で天野颯大選手を破って決勝へ進出。
決勝では西京佑馬選手にKO負けを喫したものの、準優勝という結果を残した。
同年11月には武尊選手率いるteam VASILEUSへ移籍。
今回は移籍後2戦目となった。
一方の上野選手は2023年3月にプロデビュー。
4連勝後、2024年9月に元K-1 WORLD GPライト級王者のゴンナパー・ウィラサクレック選手と対戦する大一番を迎えたが、TKO負け。その後も児玉兼慎選手に敗れた。
2025年6月にはRIZIN北海道大会でファーパヤップ選手を破って再起すると、同年9月には永澤サムエル聖光選手と延長戦にもつれ込む接戦を展開。
判定で敗れたものの、今年に入ってからは丸山晃毅選手、
林健太選手を相次いでKOで下し、再び上昇気流に乗っていた。
そんな上野選手を相手に、古宮選手は3度のダウンを奪って勝利。
ライト級のタイトル戦線に向け、強烈なインパクトを残した。
【文:高須基一朗】

