海人選手 まさかの衝撃KO負け シアサラニの左ハイが炸裂 リベンジ戦は一瞬で決着
「ONE SAMURAI 2」(8日、東京・EBARA WAVEアリーナおおた)で行われたONE SAMURAIフェザー級キックボクシングトーナメント準々決勝で、海人(TEAM F.O.D)がモハメド・シアサラニ(イラン)と対戦。再起とリベンジを懸けた一戦は、わずか1ラウンドで衝撃的な結末を迎えた。
両者は2025年5月の「ONE Friday Fights 109」で初対戦。
シアサラニが判定3-0で勝利しており、海人にとっては雪辱を懸けた再戦だった。今回のトーナメントは8人制で行われ、優勝者にはONEフェザー級キックボクシング世界王者スーパーボンへの挑戦権が与えられるため、
両者にとって大きな意味を持つ一戦となった。
▪️1Rから狙い通りの3発目の左ハイが直撃
ゴングが鳴ると、シアサラニは鋭い蹴りを繰り出しながら海人との距離を探る。海人も反応し、互いに打撃のタイミングをうかがう緊張感の高い立ち上がりとなった。
そして、一瞬だった。
シアサラニが左ハイキックを連続して繰り出すと、3発目が海人を捉える。クリーンヒットした左ハイに海人は大きく崩れ、試合はストップ。
リベンジを懸けた海人の戦いは、わずか1ラウンドで幕を閉じた。
シアサラニは試合後、ハイキックを狙っていたことを明かしたとされ、連続して蹴ることで海人の意識を上へ向け、最後の一撃につなげた形となった。試合中の攻撃の組み立てという点でも、シアサラニの狙いが結果につながった一戦だった。
海人はキャンバス上で動きが止まる時間があり、会場には緊張が走った。関係者がすぐに対応し、海人の状態確認が行われた。
海人にとっては、4月の「ONE SAMURAI 1」でマラット・グレゴリアンにKO負けを喫して以来、再起を懸けた戦いだった。グレゴリアン戦では1R1分51秒、右フックによるKO負けを喫しており、今回も厳しい結果となった。
一方のシアサラニは、過去に海人を判定で破った経験を持つだけでなく、ONEでは独特のスイッチと蹴りを生かしたスタイルで存在感を高めてきたファイター。
今回もその技術を存分に発揮し、再戦でも海人を退けた。
海人にとっては悔しい敗戦となったが、シアサラニの狙い澄ました一撃が試合を一瞬で決める、キックボクシングの怖さと奥深さを改めて示す一戦となった。
【文/画像:高須基一朗】

