北野克樹選手が 嵐舞選手との激闘をKOで制す ローブローが相次ぐ波乱の展開…涙の勝利「生まれてくる娘のために750万円を使いたい」
【©️ONE Championship 】
「ONE SAMURAI 2」(8月8日、東京・EBARA WAVEアリーナおおた)で行われた第2試合、バンタム級キックボクシング3分3Rで、北野克樹選手(誠至会)が嵐舞選手(TEAM TEPPEN)をKOで下した。
21歳の嵐舞選手は、ONE Friday Fightsシリーズで3連勝を飾り、直前の試合ではイー・ヌオ選手をわずか61秒でKO。本戦契約を勝ち取った勢いそのままに、今回も北野選手との日本人対決に臨んだ。一方の北野選手は、2022年の「Road to ONE: Japan」を制した実績を持つベテラン。両者の激突は、序盤から激しい打ち合いとなった。
■序盤から激しい打撃戦
1R、両者は距離を詰め、パンチを交換。互いに譲らない展開のなか、北野選手が三日月蹴りを突き刺し、嵐舞選手のボディーを攻め立てる。
北野選手のボディー攻撃を受けた嵐舞選手は、一瞬後退。それでもすぐに立て直し、再び打ち合いへと戻っていく。
しかし2Rに入ると、試合は思わぬ展開を見せる。
嵐舞選手がローブローをアピールし、レフェリーが試合を止めて回復の時間を与える場面が続いた。さらに再開後もローブローを巡る中断が発生。試合はなかなか落ち着かず、両者にとって難しい時間が続いた。
そして、再び嵐舞選手がローブローを主張。レフェリーが確認したうえで、ダウンの判定を下す。
激しい攻防の一方で、試合は波乱含みの展開となった。
■3R、北野が攻め切ってKO勝利
迎えた3R。
北野選手は引き続きボディーへの攻撃を繰り出し、嵐舞選手を追い込んでいく。
ボディーへの打撃が下腹部にも響いたのか、嵐舞選手は苦悶の表情を浮かべる。
ここでレフェリーが試合を止め、北野選手の勝利が宣告された。
嵐舞選手は下腹部を押さえながら会場を後にすることになり、波乱の末の決着となった。
それでも勝者としてリングに立ったのは北野選手。キャリアのあるベテランが、最後まで攻撃の手を緩めず、KOという結果を手にした。
■勝利の直後、北野は涙
試合後、勝利を告げられた北野選手は涙を見せた。
そして、用意された750万円のボーナスについて、来月に生まれてくる娘のために使いたいという思いを明かした。
「子どもが生まれるので。その娘のために使いたい」
激闘を制した喜びだけではない。
これから父親になる男として、家族への思いを胸にリングに上がった北野選手。
その涙には、勝利への喜びと、新しい家族を迎える決意がにじんでいた。
波乱の展開となった一戦を最後まで戦い抜き、KO勝利を手にした北野選手。リング上で見せた涙と、これから生まれてくる娘への言葉が、激闘の余韻をさらに深いものにした。



