RISE199 メインイベント代役参戦 基康選手が3度のダウン奪取で新王者に! 憂也選手との再戦を制しミドル級戦線の主役へ
急遽巡ってきた王座決定戦で存在感を証明「代役」の枠を超えた完勝劇
6月28日、東京・後楽園ホールで開催された『RISE199』のメインイベント、第6代RISEミドル級(-70kg)王座決定戦が行われ、ランキング4位の基康選手(TAKEDA GYM)がランキング2位の憂也選手(魁塾)を判定3-0(49-44、50-43、50-43)で破り、
第6代ミドル級王者の座に就いた。
当初は憂也選手とサモ・ペティによる王座決定戦が予定されていたが、サモ・ペティの欠場を受け、基康選手が急遽代役として名乗りを上げた。スクランブル参戦という状況にもかかわらず、試合内容は終始主導権を握る圧巻のものだった。
▪️ローキックでリズムを支配 3度のダウンで実力差を示す
立ち上がりの第1ラウンドは互いに慎重な攻防が続いた。
基康選手はインロー、アウトローを丁寧に蹴り分けて距離を支配し、憂也選手は左ボディから右ストレートで突破口を探る。終盤には基康選手の右ストレートが的確にヒットし、流れを引き寄せた。
試合が動いたのは第2ラウンドだった。
攻撃のギアを一段上げた基康選手は、鋭いパンチの連打で最初のダウンを奪取。その後も強烈な右ローキックを繰り返し打ち込み、憂也選手の下半身へ着実にダメージを蓄積させた。
第3ラウンドも基康選手の勢いは止まらない。ローキックで足を削りながらパンチをまとめ、2度目のダウンを奪う。憂也選手も左右のボディブローや飛びヒザ蹴りで反撃し、粘り強さを見せたものの、流れを引き戻すまでには至らなかった。
勝敗を決定づけたのは第4ラウンド。
激しい打ち合いの中で基康選手の右ストレートが憂也選手のアゴを打ち抜き、この試合3度目のダウンを奪取。憂也選手は立ち上がるたびに左右フックやアッパーで前進し続けたが、基康選手は冷静さを失うことなく試合をコントロールした。
最終第5ラウンドも基康選手はローキックと右ストレートを軸に攻勢を維持。
一方の憂也選手も最後まで打ち合いを挑み続け、会場を沸かせたが、試合終了のゴングが鳴るとジャッジ3者はいずれも基康選手を支持。3度のダウンを奪った内容が、そのまま判定結果へと反映された。
試合後、新王者となった基康選手は、歓声に包まれながら支えてきた関係者への感謝を口にした。
「ありがとうございます。家族、妻、娘、スポンサーの皆さん、そして昔から応援してくださっている方々のおかげです。このベルトはTAKEDA GYMの武田先生と長江師匠のものだと思っています」
急遽訪れたタイトル挑戦のチャンスを確実につかみ取った基康選手。
前回対戦に続いて憂也選手を下したことで、その実力を改めて証明するとともに、
RISEミドル級戦線の新たな中心人物へと名乗りを上げた。
一方、敗れた憂也選手も3度のダウンを喫しながら
最後まで攻め続ける姿勢を貫き意地を示した。
王座交代によって新時代を迎えたRISEミドル級。
代役から頂点へと駆け上がった基康選手の戴冠は、
この階級の勢力図を大きく塗り替えた。
RISE199 全試合結果(6月28日・後楽園ホール)
▼メインイベント(第11試合)
第6代RISEミドル級(-70kg)王座決定戦 3分5R延長1R
○基康(TAKEDA GYM/同級4位 WMOインターナショナルスーパーウェルター級王者 初代JKAウェルター級王者)
×憂也選手(魁塾/同級2位)
判定3-0(50-43、50-43、49-44)
※2R、3R、4Rに憂也選手がダウン
基康が第6代RISEミドル級王座を獲得。
▼セミファイナル(第10試合) SuperFight! アトム級(-46kg) 3分3R延長1R
○島田知佳選手(team VASILEUS/第3代RISE QUEENアトム級王者)
×パンケック・ソー・コンクラパン(タイ)
TKO 2R 1分08秒(レフェリーストップ)
※1R、2Rにパンケック・ソー・コンクラパンがダウン
▼第9試合 スーパーライト級(-65kg) 3分3R延長1R
○伊藤澄哉選手(戦ジム/ライト級3位、スーパーライト級5位)
×ケースケ選手(HIDE’S KICK)
判定3-0(29-27、29-27、29-27)
※1Rにケースケ選手がダウン
▼第8試合 ライト級(-62.5kg) 3分3R
○奥平将太選手(KSR GYM/第7代Bigbangスーパーライト級王者)
×金ちゃん選手(KICK-BOXING K style)
TKO 3R 1分42秒
※1R、3Rに金ちゃん選手がダウン
▼第7試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R
○有井渚海選手(team VASILEUS)
×松山和弘選手(ReBORN経堂)
KO 1R 1分23秒(右ストレート)
▼第6試合 フェザー級(-57.5kg) 3分3R延長1R
○久津輪将充選手(RMC/9+nine plus lab./同級8位)
×怜虎選手(PITBULL/KSR GYM/第3代KROSS×OVER KICKフェザー級王者)
KO 2R 2分53秒(3ノックダウン)
▼第5試合 スーパーフェザー級(-60kg) 3分3R延長1R
○G-REX(TEAM TEPPEN/同級10位)
×健真選手(BLACK☆Jr/第10代DEEP☆KICK -60kg王者)
判定2-0(30-28、30-28、28-28)
※2Rに健真選手が減点1
▼第4試合 アトム級(-46kg) 3分3R延長1R
○奥村琉奈選手(OISHI GYM/同級4位)
×綾芽選手(楠誠会館)
判定3-0(30-28、30-28、30-27)
▼第3試合 アトム級(-46kg) 3分3R
○チョン・ユジョン(BAEBANG TAO GYM/Refresh女子-50kg王者)
×小西江美香選手(CYCLONE GYM)
判定2-0(30-29、29-29、30-29)
▼第2試合 フライ級(-52kg) 3分3R
○山口恵選手(RICHキックボクシングジム)
×樹里選手(HAYATO GYM)
判定3-0(30-26、30-26、30-27)
※2Rに樹里選手がダウン
▼第1試合 バンタム級(-55kg) 3分3R延長1R
○福井萌矢選手(建武館/同級14位)
×金山恵人選手(TARGET/同級15位)
判定2-0(30-29、29-29、29-28)
【文:高須基一朗】



