全仏OP 小田凱人選手が圧巻4連覇 国枝慎吾さん以来16年ぶり快挙、四大大会9度目V
2026.6.7
車いすテニスの「全仏オープン」(フランス・パリ)は6日、男子シングルス決勝を開催。世界ランキング1位で第1シードの小田凱人選手が、同2位で第2シードのアルフィー・ヒューエット選手(イギリス)をストレートで撃破し、大会4連覇を達成した。
スコアは6-3、6-3。
20歳の若き王者が、世界最高峰の舞台で改めてその強さを証明した。
2023年から3年連続で大会を制していた小田選手は、史上2人目となる全仏4連覇を懸けて今大会に出場。1回戦でゴードン・リード選手、準々決勝でダニエル・ロドリゲス選手、準決勝ではマルティン・デ ラ プエンテ選手を下し、決勝へ駒を進めた。
迎えた決勝では、長年しのぎを削ってきたヒューエット選手と激突。第1セットは第3ゲームで先にブレークに成功すると、一度は追いつかれながらも直後に鋭いバックハンドウィナーで再び主導権を奪い、そのまま先取した。
第2セットでは序盤に3ゲーム連取を許す苦しい展開。それでも王者は崩れなかった。冷静なゲームメークで流れを引き戻すと、2度のブレークバックで試合を振り出しに戻す。さらに終盤、第8ゲームで鮮やかなリターンエースを決めるなど勝負強さを発揮し、そのままストレート勝利を収めた。
全仏オープン男子車いすシングルスでの4連覇は、2010年に国枝慎吾さんが達成して以来、16年ぶり史上2人目の快挙。小田選手は、偉大なレジェンドの記録に肩を並べたことになる。
さらに、小田選手にとって四大大会制覇は今年1月の全豪オープンに続く5大会連続、通算では9度目の優勝。20歳にしてすでに歴史的キャリアを積み重ねており、世界の車いすテニス界を牽引する存在となっている。

