NBAファイナル ニックスが逆転先勝 ブランソン30得点の躍動 若きスパーズは終盤失速
【©️New York Knicks 】
NBAファイナル2026第1戦が3日(日本時間4日)、サンアントニオのフロスト・バンク・センターで行われ、東王者ニューヨーク・ニックスがサンアントニオ・スパーズを105―95で下し、シリーズ先勝を飾った。最大14点差をひっくり返す逆転劇。エースのジェイレン・ブランソンが30得点の大活躍を見せ、27年ぶりの頂点へ向けて最高のスタートを切った。
プレーオフで勢いに乗るニックスは、この日も勝負強さを発揮した。
東1回戦第5戦で敗れて以降、破竹の11連勝中という絶好調の状態で迎えたファイナル初戦。劣勢に立たされながらも、試合を通じて冷静さを失わなかった。
序盤はホームのスパーズが主導権を握った。
ニックスは一時3―20のランを許すなど苦しい立ち上がり。
それでも第2クオーター以降は徐々に流れを引き戻し、粘り強く食らいついた。
第3クオーター序盤には最大14点差まで広げられたが、ここからニックスが本領を発揮する。前半には負傷のアクシデントで一時ロッカールームへ下がったブランソンが再びコートへ戻ると、鋭いドライブと勝負強いジャンパーで反撃をけん引。
第3クオーター終了時には同点に追いつき、試合を振り出しへ戻した。
最終クオーターでは、経験値の差が徐々に表れた。
ニックスはブランソンを中心に要所で確実に得点を重ねる一方、カール・アンソニー・タウンズも18得点12リバウンドのダブルダブルで存在感を発揮。
接戦の中でも落ち着いた試合運びを見せ、最後まで主導権を渡さなかった。
一方、12季ぶりのNBAファイナル進出となったスパーズは、若さゆえの難しさも露呈した。平均年齢24歳というフレッシュなチームは、西決勝で昨季王者サンダーとの死闘を制し、一気に頂点へ駆け上がってきた。しかし、大舞台特有の重圧は想像以上に大きかった。
第3クオーターまでは勢いそのままにニックスを押し込み、会場を熱狂させたものの、終盤になるにつれてターンオーバーや判断ミスが増加。これまで躍動していた若き選手たちにも硬さが見え始め、最後は張り詰めていた緊張の糸が切れたかのように失速した。
経験豊富なニックスが“勝ち方”を示した一方で、
スパーズにとっては若き才能が世界最高峰の舞台で成長するための、
あまりにも大きな経験となった。
シリーズ初戦から、見応えのある素晴らしい激闘となった。



