ONE Fight Night 43 猿田洋祐選手 復帰戦…圧倒展開から一転、左腕負傷で無念のTKO敗北
【©️ONE Championship 】
5月16日(日本時間)、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された『ONE Fight Night 43』のストロー級MMAマッチで、元ONEストロー級世界王者の猿田洋祐選手(和術慧舟會HEARTS)が、ファビオ・ヘンリケ選手(ブラジル)と対戦。試合を優勢に進めながらも、第2ラウンドに左腕を負傷し、まさかのTKO負けを喫した。
約1年9カ月ぶりの実戦となった猿田選手。
2024年8月の山北渓人選手戦以来となる復帰戦で、再起への期待が集まっていた。一方、対戦相手のヘンリケ選手は14勝11フィニッシュを誇るアグレッシブな実力者。打撃と極めの両面で高いフィニッシュ能力を持つ危険な相手だった。
それでも試合序盤は、元王者らしく猿田選手が主導権を掌握した。開始直後から鋭いダブルレッグでテイクダウンを成功させると、ヘンリケ選手のフロントチョークも冷静に対処。さらにタックルを重ねてグラウンドへ持ち込み、得意のトップコントロールで試合を支配した。
ラウンド終盤にはハーフポジションからパウンドを連打。ブランクを感じさせない動きで、会場にも復活を印象づけた。
しかし、第2ラウンドに試合の流れは一変する。ヘンリケ選手が打撃で前に出る中、猿田選手は被弾を受けながらもタックルを敢行。執念でテイクダウンを奪ったが、その際に左腕をマットについた瞬間、ヒジ付近を痛めたとみられる。
直後、猿田選手は苦悶の表情を浮かべながら左腕を押さえて動けなくなり、異常を察知したレフェリーが試合をストップ。会場は騒然となり、突然の決着に観客からは驚きの声が上がった。
内容では優位に立ちながらも、不運なアクシデントで白星を逃した猿田選手。完全復活を目指した元王者にとって、悔しさの残る復帰戦となってしまった。

