鈴木宙樹選手が“カーフ自爆”で無念のTKO敗戦 ONE初白星はまたもお預け・・・

2026.5.16

【©️ONE Championship 】

タイ・バンコクのルンピニースタジアムで5月15日(日本時間)に開催された『ONE Friday Fights 154』第5試合目。バンタム級キックボクシングマッチに出場した鈴木宙樹選手(RIKIX)は、デニス・ドツェンコ選手(ウクライナ)に1ラウンドTKO負けを喫した。試合を決定づけたのは、わずか一発のカーフキックだった。


 

鈴木選手は、弟に鈴木千裕選手を持ち、自身も第2代REBELS60kg級王者として知られる実力者。これまでRIZIN、RISE、KNOCK OUTと国内主要団体で経験を積み、ONEでは3戦目。悲願の初勝利を懸けた一戦だった。

一方のドツェンコ選手は、9勝8KOという高いフィニッシュ率を誇るハードヒッター。今年3月の『ONE Friday Fights 146』ではデビュー戦でKO負けを喫していたが、その攻撃性能は高く評価されていた。

立ち上がりから主導権を握ったのはドツェンコ選手だった。強いプレッシャーをかけながら前進し、鈴木選手にロープ際での対応を強いる。鈴木選手はフルガードを固め、サークリングしながら被弾を最小限に抑えていたが、相手の圧力に押される展開が続いた。

そして1ラウンド中盤、試合の流れを変えようとした鈴木選手が右カーフキックを放つ。しかし、これをドツェンコ選手が鋭くカット。直後、鈴木選手の動きが止まった。

ドツェンコ選手はその隙を逃さず左右のフックを連打。すると鈴木選手は苦悶の表情を浮かべ、その場に崩れ落ちるように正座。

異変を察知したレフェリーが即座に試合を止め、TKOが宣告された。

打撃によるダメージというより、自ら放ったカーフキックの衝撃が深刻なアクシデントにつながった形だ。映像ではスネ付近を強く痛めた様子も見られ、状態が懸念される。リングを降りる際に一人で歩けない状況からも最悪の場合、骨折の可能性も否定できないだけに、軽傷であることを願うばかりだ。


■ ONE Friday Fights 154 開催概要

【大会名】ONE Friday Fights 154
【日時】2026年5月15日(金)午後8時30分~(日本時間)
【会場】ルンピニースタジアム

■ 日本人出場選手・試合結果

  • ミア・トレヴォロウ ○ 判定/ヒジ打ちTKO級の猛攻 ● KOKOZ“英国の流血のマドンナ”トレヴォロウがヒジを容赦なく振るい、KOKOZは大流血。終始圧力を受け続け、日本勢にとって衝撃的な敗戦となった。
  • ケイド・ルオトロ ○ KO勝ち ● 手塚裕之選手世界トップグラップラーのルオトロが打撃でも強さを発揮。手塚選手は組み技で食い下がったものの、最後は強烈な一撃に沈んだ。
  • デニス・ドツェンコ ○ TKO勝ち ● 鈴木宙樹選手鈴木選手はカーフキックの攻防でアクシデントに見舞われ、無念のTKO負け。ONE初勝利は持ち越しとなった。

■ ONE Fight Night 43 開催概要

【大会名】ONE Fight Night 43
【日時】2026年5月16日(土)午前10時~(日本時間)
【会場】ルンピニースタジアム

■ 日本人出場選手・試合結果

  • ジエゴ・ヘイス ○ 判定勝ち ● 高橋雄己選手高橋選手は果敢に前へ出続けたが、ヘイスの精度高い打撃と試合運びに苦戦。判定で敗れた。
  • ファビオ・ヘンリケ ○ TKO勝ち ● 猿田洋祐選手約1年9カ月ぶり復帰の猿田選手だったが、試合中に腕を負傷するアクシデントが発生。続行不能となり、悔しいTKO負けを喫した。

2日間にわたって開催されたONEルンピニー&Fight Nightシリーズだったが、日本人ファイター勢はまさかの全敗。
KOKOZの流血敗戦、手塚選手のKO負け、鈴木選手と猿田選手のアクシデントによるTKO負けなど、厳しい結果が相次ぎ、日本勢にとって苦いバンコク遠征となった。