MEGUMIさんプロデュース『FUJIKO』がイタリア映画祭で史上初の2冠達成!アジア映画の登竜門で歴史的快挙

2026.5.3

【©️FUJIKO Film Partners 】

女優に映画プロデューサーとしても活躍するMEGUMIさんが手がけた映『FUJIKO』が、イタリアで開催されたウディネ・ファーイースト映画祭のコンペティション部門において、最高賞にあたるゴールデン・マルベリー賞と、観客の熱狂的支持を示すブラック・ドラゴン賞の2冠を達成した。

 

日本映画が同映画祭で主要賞を複数受賞するのは極めて異例であり、同賞の歴史の中でも画期的な出来事となった。


 

同映画祭は1999年に創設され、アジア映画の魅力をヨーロッパに紹介することを目的に発展してきた。これまでにジャッキー・チェンやウォン・カーウァイ作品など、数多くの名作・話題作を輩出し、「アジア映画の登竜門」とも称される存在だ。

なかでもゴールデン・マルベリー賞は、映画祭の最高賞として位置付けられ、観客投票を基盤に選出される点が特徴だ。審査員主体の映画祭とは異なり、一般観客の純粋な評価が反映されるため、受賞作は“国境を越えて共感を呼んだ作品”として高く評価される傾向にある。またブラック・ドラゴン賞は、熱量の高い支持を受けた作品に贈られる特別観客賞であり、いわば“もう一つの最高評価”とも言える存在だ。両賞の同時受賞は極めて稀であり、過去にも限られた作品しか達成していない。

さらに同映画祭では、観客とオンライン投票を組み合わせた評価制度も導入されており、近年ではデジタル時代に対応した新たな映画評価の形として注目を集めている。今年で28回目を迎えた2026年大会には、12の国と地域から75作品が出品され、日本からも複数作品がコンペティションに名を連ねた。

『FUJIKO』は4月26日にワールドプレミア上映が行われ、木村太一監督、主演の片山友希さん、そしてMEGUMIさんが登壇。

会場は満席となり、上映終了後には約5分間にわたるスタンディングオベーションが巻き起こった。ロビーでのファングリーティングでは涙を浮かべながら感謝を伝える観客の姿も見られ、作品が強い共感を呼んだことを物語っている。

 

本作は木村監督の実母の体験をベースにしたオリジナル脚本で、シングルマザーが娘とともに自分らしい生き方を模索する姿を描く。MEGUMIさんは以前から「日本の女性たちをエンパワーメントしたい」という思いを語っており、その理念が結実した作品でもある。

なお同映画祭では、奥山由之監督による『秒速5センチメートル』も、観客とオンライン投票を合わせた最高評価にあたるパープル・マルベリー賞を受賞。

日本映画の存在感を強く印象付ける結果となった。

『FUJIKO』は6月5日に日本公開予定。