超RIZIN.5 速報テキスト 第6試合 平本蓮がダウトベックとの激闘を判定で制す 総合4勝目「大晦日帰ってくる」

2026.9.10

「超RIZIN.5」(10日、大阪・京セラドーム大阪)の第6試合で

平本蓮選手とカルシャガ・ダウトベック選手が対戦した。

RIZIN MMAルール、5分3R、66.0kg契約。

19勝3敗という実績を持つダウトベック選手に対し、平本選手は総合格闘技で4勝3敗。

試合前から両者のキャリアには大きな違いがあった。

ダウトベック選手は平本選手について「特別な選手とは思わない」と明言。

総合格闘技の戦績だけを見れば、平本選手はまだキャリアの途中にいる。

しかし、リング上で両者が向き合うと、数字だけでは測れない

あがいに譲らない距離での激しい乱打戦が繰り広げられた。


 

▪️1Rからダウトベックが組みの圧力

1R、サウスポーの平本選手に対し、ダウトベック選手は早々にテイクダウンを仕掛け、開始から約15秒でグラウンドへ持ち込んだ。

そのまま押さえ込みながら、平本選手の動きを封じていく。

平本選手は立ち上がろうとするが、ダウトベック選手はクラッチを離さない。序盤から組みの攻防でプレッシャーをかけ、打撃だけではない総合力を見せた。

一方の平本選手も、打撃の距離を作ると左ストレートを中心に反撃。

ラウンド後半には左ストレートを2発クリーンヒットさせ、さらにグラウンドでの攻防でも打撃を重ねていった。

ダウトベック選手の組みと、平本選手の左。

両者の武器がはっきりとぶつかる立ち上がりとなった。

 

▪️2Rはダウトベックの組みに対応してカーフで反撃の平本

2Rに入ると、ダウトベック選手は足をつかんでのテイクダウンを狙うなど、引き続き組みを軸に試合を進める。

過去にYA-MAN選手、鈴木千裕選手と日本人選手との対戦経験もあるダウトベック選手は、日本人のストライカーのレスリングの対応に順応しており、佐々木の動きを読んで対応しているのが窺い知れた。

平本選手は、ここでサウスポーからオーソドックスへ変更して。右ストレートをクリーンヒット。

右に構えたこことで得意の右ローキックも的確に削っていた。

さらに左側からカーフキックをクリーンヒット、内側と外側とで右足を一点集中。

打撃だけで勝負するのではなく、組みを交えながら相手の攻撃を止めていく。

ここまでの展開は、まさにMMAとしての総合力が問われる試合だった。

 

▪️最終の3Rも最後まで譲らない攻防

最終3R。

ダウトベック選手のタックルに対して、平本選手が対応する場面が増えていく。

ダウトベック選手はヤグラ投げを狙うが、平本選手がしっかりと耐えて倒れない。

終盤にはスタンスをスイッチしながら打撃で攻める場面も見せた。

この打撃戦を嫌がるダウトベックはテイクダウンを狙うが明らかに、逃げの試合展開と読み解くこともできた。

抱きついての寝技の攻防に移行するも、そこからはキープするだけで時間の経過を狙うダウトベックだった。

残り1分を切ったところでブレイク。

再開後、ダウトベック選手は再びテイクダウンを狙い、サイドポジションを奪う。

最後まで組みの展開を作ろうとするダウトベック選手。

それに対し、平本選手は倒されても粘り、試合終了のゴングまで耐え抜いた。

3ラウンドを終え、判定へ。

結果は、

29-28
29-27
29-28

2-1の僅差で平本選手が判定勝利を収めた。

ダウトベック選手は試合終了直後、勝ちを確信していたが。

結果は違った。

RIZINでは逃げの姿勢を見せた戦い方をマイナスと明確にルールに組み込んでいる。

ゆえに、平本選手は最後まで自分のストライカーとしての戦い方を貫いた点は、

評価に値したと考えるのジャッジがいてもおかしくなかった。

打撃だけでなく、相手のテイクダウンをしのぎ、グラウンドでも粘り切ったことが、かなり僅差でなあるが勝利につながった。

判定では、ダウトベック選手が最後まで組みの展開を選択したことや、平本選手の打撃によるダウトベックの足を引き摺るダメージなどが評価を分けたとみられる。

倒れない。

削られても下がらない。

最後まで戦い続ける。

ダウトベック選手の強さも際立った一方、平本選手が最後まで崩れなかったことも、この勝利を大きく引き寄せた。

 

▪️平本蓮「大晦日にまた帰ってきます」

勝利した平本選手はリング上で、

「帰ってきました」

と第一声。

さらに、

「大晦日帰ってくるんで、相手は誰でもいいんで」

と語り、年末の大舞台への出場を宣言した。

総合格闘技で4勝3敗。

数字だけを見れば、まだ発展途上にある平本選手。

しかし、この日の京セラドーム大阪で19勝3敗のダウトベック選手を相手に勝利をつかんだ。

打撃という最大の武器に加え、組みへの対応力と試合を最後まで攻めの姿勢を

見せ続けた点が大きな勝敗の分かれ目だったと言えた。