WBA世界ライトヘビー級で無敗の両者が遂に激突!!

2025.2.1

デビッド・ベナビデス vs デビッド・モレル 

22日ラスベガスでの

WBA世界ライトヘビー級タイトルマッチに向けて計量クリア!

 

 22日(日本時間)の試合を控え、ラスベガスで行われたWBA世界ライトヘビー級タイトルマッチの計量が1日、無事に行われた。WBC暫定世界ライトヘビー級王者であるデビッド・ベナビデス(28=米国)と、WBA同級王者のデビッド・モレル(27=キューバ)は、リミット体重175ポンド(約79kg)に対して、共に174.2ポンド(約79kg)で計量をパスし、試合に臨む。

 計量後、両者の個性が際立つ場面が展開された。モレルは引き締まったシックスパックの腹筋を披露し、その身体能力の高さをアピール。

対して、「メキシコの怪物」と呼ばれるベナビデスは、計量を通過すると、得意のパフォーマンスで観衆を盛り上げた。

右手と左手で1回ずつ首を切るようなジェスチャーをし、

不敵な笑みを浮かべながらモレルと視線を交わした。

30秒間にわたるフェイスオフでは、互いに強い眼差しを送り合い、

緊張感が漂う場面となった。

 

 ベナビデスは、16歳の若さでライトヘビー級にデビュー。

その後、階級を落としてスーパーミドル級で活躍し、2017年にはWBCスーパーミドル級王座を獲得。

しかし、コカイン使用により王座を剥奪され、

その後復帰を果たしたが、2019年に再び体重超過で王座を失う。

ところが、その後暫定王者となり、昨年6月にはライトヘビー級に戻し、元WBC世界ライトヘビー級王者オレクサンダー・グボジークとの対戦で判定勝利。

これにより、2階級同時暫定王者に君臨することとなった。

戦績は29勝(24KO)無敗。

 

 一方、モレルはアマチュア時代からその才能を発揮。2016年にはユース世界選手権で金メダルを獲得し、「大会最優秀ボクサー」に選ばれるなど、その実力を証明した。さらに、2017年のキューバ国内選手権、2018年のインドオープン国際ボクシング大会でも金メダルを獲得し、アマチュア戦績は130戦で2敗という素晴らしい成績を収めた。プロに転向した2019年には、わずか3戦目でWBAスーパーミドル級暫定王者に輝き、その後も順調に階級を上げ、昨年8月にはWBA同級のレギュラー王座を決定戦で手にした。

戦績は11勝(9KO)無敗。

 

この世界戦の試合は、無敗の2階級王者同士が激突する注目の一戦となる。

両者の対決は、ボクシングファンにとって大きな関心を集めており、

どちらが最後にリングで笑うのか!?