国民的ダンス＆ボーカルグループ・EXILEから、

また２人のメンバーが離れる決断を下した。

6月5日、所属事務所LDHは

岩田剛典（36）のEXILEとしての活動終了と、

白濱亜嵐（31）の活動休止を公式に発表した。

岩田は2014年、パフォーマーオーディション「EXILE PERFORMER BATTLE AUDITION」を経てEXILEに加入。

三代目 J SOUL BROTHERSとの兼任メンバーとして約11年間にわたり活動を続けてきた。今回の発表では、俳優業やソロ活動の拡大に伴い、「限りある時間をどう生きるか」を見つめ直した結果として、三代目に専念するという選択に至ったという。

岩田はコメントで

「EXILEは、僕にとって青春であり、憧れでした。その一員として過ごせた日々と思い出は、自分の人生の誇りです」

と語り、ファンへの感謝の思いを綴っている。

 

一方、白濱亜嵐も同じく2014年に加入した同期メンバー。

今回、GENERATIONSやPKCZ®といった別プロジェクトへの集中と個人活動への専念のため、当面の間EXILEでの活動を休止する意向を表明。

「メンバーへの感謝とEXILEへの尊敬の気持ちは、この先も決して変わることはありません」とした上で、「またEXILEとしての活動を再開する日まで、自分を磨き続けたい」としている。

 

今回の発表は、1日に公表された11月からのEXILEドームツアーの出演メンバーに両者の名が含まれていなかったことから、一部ファンの間で憶測が広がっていた中での正式な説明となった。

 

▪️続く脱退と変わるグループの形

ここ数年、EXILEでは主要メンバーの脱退や活動終了が相次いでいる。2020年以降、EXILE MAKIDAI、USA、ATSUSHIといった初期メンバーがグループを離れ、2022年にはSHOKICHIとNESMITHも脱退。これにより、かつて19人にまで膨れ上がったEXILEは現在、10人程度にまで縮小している。

背景には、メンバー各々のソロ活動の活発化や世代交代の流れ、LDH全体としてのプロジェクトの多角化がある。EXILEの枠にとらわれない個々の活動を尊重しつつも、グループの方向性を改めて見直す時期に来ていることは明らかだ。

 

▪️今後のEXILEはどうなるのか？

ファンにとっては寂しさと共に、今後のEXILEの在り方に不安を覚える声もある。しかし一方で、LDHは引き続きドームツアーなど大規模プロジェクトを予定しており、残るメンバーたちがどのようにグループを牽引していくのか注目されている。

EXILEという名のもとに築かれてきた絆と歴史は、個人の活動を通じてなお続いていく。節目の選択をしたメンバーたちの今後の活躍に期待が集まるとともに、EXILE自体も新たな章に突入しようとしている。