鎌田大地選手が土壇場の劇的同点弾 10人のクリスタル・パレスを救う90+1分の一撃 町田浩樹との日本人対決は両者フル出場で1-1ドロー

2026.11.6

【©️Crystal Palace 】

UEFAヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第4節が11月5日に行われ、日本代表MF鎌田大地が所属するクリスタル・パレス(イングランド)は、DF町田浩樹が所属するホッフェンハイム(ドイツ)と対戦。試合は1-1の引き分けに終わった。

注目の日本人対決は、鎌田、町田ともに先発出場してフル出場。最大の見せ場は試合終了間際に訪れた。後半32分に退場者を出し、10人での戦いを強いられたクリスタル・パレスだったが、後半アディショナルタイム1分、鎌田が劇的な同点ゴールを決め、チームに貴重な勝ち点1をもたらした。

 


▪️開始早々から両者が存在感 町田の守備からホッフェンハイムが先制


試合は序盤から動いた。

前半4分、クリスタル・パレスはロングスローからチャンスをつくり、鎌田が右足ダイレクトでゴールネットを揺らしたものの、オフサイドの判定で得点は認められなかった。

すると前半7分、ホッフェンハイムが先制に成功する。町田が自陣ペナルティーエリア内で相手の侵入を阻止した場面から攻撃につなげ、フィスニク・アスラニのポストプレーを起点に右サイドを攻略。ティム・レンペールのクロスにアレクサンダー・プラスが合わせ、右足のダイレクトシュートをゴールに突き刺した。

 


▪️鎌田と町田が激突 日本人選手同士の攻防も見どころに


先制を許したクリスタル・パレスも反撃に出る。

前半11分には鎌田が左サイドのポケットに進入。町田をかわして鋭いクロスを供給し、ジャン・フィリップ・マテタがシュートを放ったが、ゴールを捉えられなかった。

その後も鎌田は攻撃の組み立てに関わり、前半28分にはジェレミ・ピノからのパスを受けて右足アウトサイドでシュート。さらに同31分にはマテタへのスルーパスから決定機を演出したが、相手GKオリバー・バウマンの好セーブに阻まれた。

一方、町田も守備で安定したパフォーマンスを披露。マテタとの競り合いでも冷静な対応を見せ、対人守備だけでなく、前線へのロングフィードでも攻撃の起点となった。

 


▪️10人になったクリスタル・パレス ピンチを救った鎌田の一撃


後半に入ると、ホッフェンハイムが再び主導権を握る展開に。クリスタル・パレスは選手交代を行い、鎌田もボランチの一角にポジションを移して攻守に関与した。

しかし後半32分、クリスタル・パレスに大きな試練が訪れる。中盤でプレーしていたアダム・ウォートンが相手選手との接触で2枚目のイエローカードを受けて退場。残り時間を10人で戦うことになった。

数的不利となり、厳しい状況に追い込まれたクリスタル・パレス。それでも最後まで攻撃の機会をうかがうと、後半アディショナルタイム1分、ついに試合を振り出しに戻す。

鎌田が右サイドへ展開すると、オスカル・ミンゲサがファーサイドへクロス。タイリック・ミッチェルが折り返したボールに鎌田がペナルティーエリア内で反応し、右足でシュート。GKバウマンの股下を抜く一撃がゴールに吸い込まれた。

試合終了まで残りわずかという時間帯に生まれた、まさに値千金の同点ゴール。10人で戦うチームを救う、鎌田の勝負強さが光る場面となった。

 


▪️EL今季2ゴール目 日本人対決は両者フル出場


試合はそのまま1-1で終了。ホッフェンハイムは終了間際の失点で勝利を逃し、クリスタル・パレスは2試合連続の引き分けとなった。

鎌田にとっては、ヨーロッパリーグ今季2ゴール目。チームが退場者を出して苦境に立たされた中、試合終了直前に結果を残したことは大きな意味を持つ。

一方の町田も左センターバックとして最後まで出場し、先制点につながる守備対応を含め、攻守両面で存在感を示した。

日本代表でも重要な役割を担う2人が、欧州の舞台で直接対決。最後の最後に鎌田が試合を動かした一戦は、日本人選手の存在感を改めて印象づける結果だった。