ONE FF 176 = 第6試合 水野夢斗選手 ONEで圧巻の2連勝!超変則スタイルを力でねじ伏せる2回TKO勝ち 左ストレートを起点に鮮烈な連打、世界への存在感を示す
2026年10月30日、タイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催された「ONE Friday Fights 176&The Inner Circle 36」第6試合。ONEストロー級キックボクシング(56.7キロ以下)に出場した水野夢斗(TEAM TEPPEN)が、ニハド・タグヒザデ(アゼルバイジャン)を2ラウンド2分13秒、TKOで下した。
これでONE Friday Fightsは2連勝。独特のリズムと予測しにくい攻撃を繰り出す相手に対し、水野は冷静な対応と鋭い攻撃力を発揮した。最後は左ストレートから怒涛の連打で試合を決め、世界の舞台でさらなる飛躍を期待させる勝利を飾った。
▪️相手の変則的な攻撃を見極め 先制ダウンを奪取
試合開始直後、タグヒザデは前蹴りで距離を測りながら積極的に仕掛ける。対する水野はサウスポーの構えから相手の動きを見極め、頭を下げてボディを狙ってきたところに鋭いヒザ蹴りを合わせた。
さらにジャブで前進を促し、相手が踏み込んできた瞬間を逃さない。左フックのカウンターから右フックをつなげ、鮮やかにダウンを奪った。攻撃のタイミングを的確に捉えた、見事な一撃だった。
タグヒザデは立ち上がると、組みついた状態から水野の頭を両手で押さえてヒザを放つ反則行為があり、試合はいったん中断。再開後も水野は左ミドルや前蹴りを織り交ぜ、落ち着いて試合を組み立てた。
タグヒザデは荒々しいワンツーや飛び二段蹴りなど、予測の難しい攻撃で反撃を試みる。しかし、水野は右フックを合わせて相手のバランスを崩すなど、攻防のなかで確かな対応力を見せた。
▪️左ストレートから連打炸裂!2度のダウンで勝負あり
勝負を決定づけたのは2ラウンドだった。
水野は右カーフキックから飛びヒザ蹴りを繰り出し、攻撃の幅を広げる。タグヒザデも飛び込みながらのワンツーや右ハイキック、大きなフックなどで応戦したが、水野は相手の動きに惑わされることなく前進を続けた。
そして、水野の左ストレートが鋭く相手を捉える。そこから左右のフックを畳みかけ、2度目のダウンを奪った。
タグヒザデは懸命に立ち上がろうとしたものの、ダメージは明らかだった。水野がさらに左ストレートを打ち込みながら攻勢を強めると、レフェリーが試合をストップ。2ラウンド2分13秒、水野のTKO勝利が決まった。
変則的な攻撃を仕掛ける相手に対し、最後まで主導権を渡さず、的確な打撃で仕留めた水野。攻撃のタイミングと連打の精度が際立つフィニッシュだった。
▪️プロデビューから着実に成長 ONEで存在感を高めている
水野は2024年4月にDEEP☆KICKでプロデビュー。Stand up King of Rookie 2024の51.5キロ級で優勝を果たし、その後はRISEを主戦場として経験を積んできた。
2025年8月にはONE Friday Fightsに初参戦。中国のルオ・チェンハオを判定で下し、国際舞台でも実力を示した。その後、RISEでは2勝2敗を記録。元INNOVATIONフライ級王者の松田虎之介には初回TKO勝ちを収めている。
今回の勝利でONE Friday Fightsは2連勝。プロ戦績は8勝(3KO)3敗となった。
サウスポーから放つ鋭い左ストレートに加え、ワンツーからの飛びヒザ蹴りなど、多彩な攻撃を持ち味とする水野。今回の試合では、単純な打ち合いに終始せず、相手の変則的な動きを見極めながら決定的な場面をつくり出した。
まだキャリアを積み重ねている段階ながら、ONEの舞台で連勝を飾ったことは大きな成果だ。今回のTKO勝利は、持ち味である攻撃力を改めて印象づけるものとなった。
■試合結果
ONE Friday Fights 176&The Inner Circle 36
2026年10月30日
タイ・バンコク/ルンピニースタジアム
第6試合
ONEストロー級(56.7kg以下)
キックボクシング 3分3R
○水野夢斗(TEAM TEPPEN)
TKO 2ラウンド2分13秒
●ニハド・タグヒザデ(アゼルバイジャン)
※レフェリーストップ。



