BD出身ジョリーが顎の重傷で1年以上の長期離脱へ RIZINで駆け上がったキャリアに試練、それでも「この一年でUFCファイターレベルに」
格闘技イベント「RIZIN」で戦うジョリー選手が、
1年以上にわたる長期離脱を余儀なくされる見通しとなった。
ジョリー選手は9月4日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。
8月11日に東京・TOYOTA ARENA TOKYOで開催された
「RIZIN.54」で平本丈選手と対戦し、
1R KO負けを喫した後に手術を受けたあごの現在の状態について報告した。
あごを2か所骨折し、手術を受けたジョリー選手。
治療は現在も続いており、医師からは少なくとも1年以上、
格闘技の試合から離れる必要があるとの見通しを伝えられたという。
トップ戦線で戦うファイターにとって、1年以上の実戦離れは決して小さな空白ではない。
試合経験を積めない期間が長くなることで、実戦感覚を取り戻すまでにも時間を要する。さらに、対戦機会やキャリアの勢いという面でも、長期離脱は大きな意味を持つ。
RIZINで上昇気流をつかみ始めていたジョリー選手にとって、今回の負傷はまさにキャリアの大きな分岐点となる。
▪️RIZINで2連勝 さらなる飛躍を目指した矢先の負傷
BreakingDownで注目を集め、RIZINへと活動の舞台を広げたジョリー選手。
2025年大みそかのRIZINデビュー戦では芦澤竜誠選手と対戦し、1R25秒で一本勝ち。鮮烈なRIZIN初戦を飾った。
続く今年5月の2戦目でも勝利を収め、RIZINで連勝を記録。
ここからさらにトップ戦線へ駆け上がることが期待されるなかで迎えたのが、8月11日の「RIZIN.54」だった。
対戦相手は平本丈選手。
しかし試合では平本選手の右フックを受け、ジョリー選手がリング上で失神。1R KO負けという結果に終わった。
試合後には担架でリングから運び出され、そのまま病院へ搬送。検査の結果、あごを2か所骨折していることが判明し、手術を受けることになった。
▪️1年以上のブランクはファイターにとって大きな試練
今回、最も大きな意味を持つのが「1年以上」という離脱期間だ。
格闘技は、練習だけでは埋められない部分がある。実際の試合で相手と向き合い、攻防のなかで判断し、プレッシャーの中で技術を発揮する。その積み重ねがファイターのキャリアを形作っていく。
だからこそ、トップ戦線を目指す選手にとって1年以上の実戦離れは大きな痛手となる。
身体を完全に回復させることが最優先なのは当然だが、その一方で、ライバルたちは試合を重ねてキャリアを前へ進めていく。
ジョリー選手自身も、長期間試合ができないことに対して「それ厳しない? だいぶきつい」と率直な心境を語っている。
RIZINで2連勝を飾り、さらに上を目指そうとしていたタイミングだっただけに、本人にとってはなおさら苦しい時間になる。
▪️それでも1年間を何もしないわけではない
ただ、ジョリー選手はこの1年間を単なる停滞期間にするつもりはない。
今回の動画では、治療を優先しながらトレーニングを続け、復帰に向けて身体を作っていく考えを明かした。
「試合できないのは本当に辛い。でも、1年間何もしないわけではなく、自分の肉体を磨き上げたい」
さらに、
「俺はこの一年でUFCファイターレベルにまで仕上げます。地獄のようなトレーニングをします」
と力強く宣言した。
1年以上という時間は、トップを目指すファイターにとって大きなキャリアの空白になり得る。
しかし、その時間をどのように過ごすかは自分自身で変えられる。
試合に出られないからこそ取り組める身体づくりや技術の向上がある。長期離脱を経て復帰したとき、以前より強くなった姿を見せることができれば、そのブランクそのものを再起への糧に変えることもできる。
RIZINで鮮烈なスタートを切り、これからトップ戦線への挑戦を目指していたジョリー選手にとって、今回の負傷はキャリア最大級の試練となった。
1年以上に及ぶ治療とリハビリを乗り越え、その間にどこまで自身を鍛え上げられるのか。

