新『ロボコップ』主演はダン・スティーヴンスに決定 Prime Videoで8話構成の実写ドラマ化へ…ジェームズ・ワンも製作参加
1987年に公開され、SFアクション映画の金字塔として世界的な人気を誇る『ロボコップ』が、新たな実写ドラマシリーズとして復活する。その主人公アレックス・マーフィー/ロボコップ役に、英国俳優のダン・スティーヴンスが決定したことが分かった。
新シリーズはPrime Video向けに制作される全8話のドラマで、米Deadlineがキャスティングを独占報道。その後、海外の複数メディアも主演決定を伝えている。
ダン・スティーヴンスは、人気英国ドラマ『ダウントン・アビー』で広く知られるようになり、その後はマーベル原作ドラマ「レギオン」、ディズニー実写版『美女と野獣』、さらに『ゴジラxコング 新たなる帝国』など、ジャンルを問わず幅広い作品に出演してきた。
今回演じるのは、シリーズの象徴的な主人公であるデトロイト市警の警察官アレックス・マーフィー。そして、その意識を受け継ぐサイボーグ警官ロボコップという、1人の俳優が「人間」と「機械」という二つの存在を体現する重要な役どころとなる。
▪️巨大IT企業が警察にロボットを導入 現代的なテーマで再構築
海外メディアが伝えた公式のストーリー概要によると、新シリーズでは巨大ITコングロマリットが、警察組織に強力なロボットを配備するよう働きかけるところから物語が展開する。
そのロボットに移植されるのは、殉職した警察官アレックス・マーフィーの意識。かつて市民から愛された警官が、最新技術によって新たな存在としてよみがえり、ロボコップとして社会と向き合っていく。
1987年のオリジナル版『ロボコップ』は、単なるSFアクションではなかった。巨大企業による支配や民営化、テクノロジーの暴走、人間のアイデンティティーといったテーマを、激しいアクションとブラックユーモアを交えながら描き、公開から約40年を経た現在も高く評価されている。
今回のドラマシリーズでも、AIやロボット技術が急速に社会へ浸透する現代を背景に、オリジナル版が投げかけた「人間とは何か」「テクノロジーは誰のために存在するのか」といったテーマが、新たな形で描かれることになりそうだ。
▪️『ソウ』『死霊館』の鬼才ジェームズ・ワンが製作総指揮
製作陣にも強力な顔ぶれがそろった。
ショーランナー、脚本、製作総指揮を務めるのは、『Lodge 49』などを手掛けたピーター・オッコ。また、『ソウ』や『死霊館』シリーズなどで知られるジェームズ・ワンも製作総指揮として参加する。
ジェームズ・ワンはこれまで、オリジナル版『ロボコップ』について、テクノロジーや人間のアイデンティティー、そして巨大企業が社会の中で誰に奉仕しているのかという問題を、時代を先取りする形で描いていたと評価。そのテーマは、現代のテクノロジー社会においてさらに切実なものになっているとの考えを示している。
さらに、1987年版の脚本を手掛けたエド・ニューマイヤーとマイケル・マイナーも製作総指揮に名を連ねる。オリジナル版を生み出したクリエイターが新シリーズにも関わることで、往年のファンにとっても注目度の高いプロジェクトとなりそうだ。
▪️ピーター・ウェラーからジョエル・キナマンへ 受け継がれてきたロボコップ
初代ロボコップを演じたのは、1987年版のピーター・ウェラーだった。
ウェラーは続編『ロボコップ2』(1990年)にも出演し、シリーズを象徴する存在となった。その後、『ロボコップ3』(1993年)ではロバート・ジョン・バークが後を継ぎ、2014年にはジョエル・キナマン主演で映画版がリブートされた。
映画だけでなく、『ロボコップ』はこれまで実写テレビシリーズやアニメーション、コミック、ゲームなどにも展開されてきた。今回のPrime Video版は、そうした長い歴史を持つフランチャイズに加わる新たな映像作品となる。
海外報道によると、新シリーズはAmazonによるMGM買収後、その豊富な映画ライブラリーを活用するプロジェクトの一つとして開発が進められてきたという。
▪️ダン・スティーヴンス版ロボコップに期待高まる
英国ドラマからファンタジー大作、スーパーヒーロー作品、モンスター映画まで、作品ごとに異なるキャラクターを演じてきたダン・スティーヴンス。
今回の『ロボコップ』では、殉職した警察官としての人間性と、サイボーグとして生まれ変わった存在という二面性をどう表現するのかが大きな見どころになりそうだ。
約40年にわたり愛され続けてきたSFアクションの名作は、
配信ドラマという新たな舞台でどのように進化するのか。
全8話で制作される新『ロボコップ』は、現時点で配信開始時期は発表されていない。

