9回2死から奇跡の大逆転!フィリーズが9連勝 シュワバー選手の特大39号サヨナラ弾で本拠地熱狂

2026.8.24
【©️Philadelphia Phillies 】

フィリーズが土壇場で見せた驚異的な粘りが、本拠地を歓喜の渦に包んだ。

フィリーズは23日(日本時間24日)、本拠地フィラデルフィアで行われたカージナルス戦に6-4で劇的なサヨナラ勝利を収め、連勝を「9」に伸ばした。

最大の見せ場となったのは、4点を追う9回2死から始まった怒涛の反撃だった。


 

試合は長い間、カージナルスのペースで進んだ。

フィリーズ打線は8回まで相手投手陣の前にわずか4安打に抑えられ、先発のサンチェス選手も7回途中まで粘りながら4失点。0-4のまま最終回を迎え、

敗色は濃厚となっていた。

しかも9回の相手マウンドには、

リーグ最多となる33セーブを挙げていた守護神オブライエン選手が登場した。

それでも、フィリーズは最後まで試合を諦めなかった。

先頭のハーパー選手が二塁打で出塁すると、続く打者が倒れて2死。

しかし、ここから打線が驚異的な集中力を発揮する。

リアルミュート選手の中前打、クロフォード選手の四球で満塁とすると、

ソーサ選手が左翼線へ走者一掃の適時二塁打を放ち、一気に1点差まで詰め寄った。

さらにデラクルス選手も左前へ同点適時打。

9回2死から4点差を一気に消し去るという、

まさに劇的な展開で試合を振り出しに戻した。

そして、熱気が最高潮に達したスタジアムで主砲が打席に向かった。

2死一塁でシュワバー選手が打席に入ると、カウント2ボール2ストライクからの6球目をフルスイング。外角高めのシンカーを完璧に捉えた打球は、センター方向へ一直線に伸びていった。

飛距離459フィート(約140メートル)を記録する特大の39号2ラン。

打球がスタンドに飛び込んだ瞬間、フィリーズのサヨナラ勝利が決まった。

本塁打を確信したシュワバー選手は、ゆっくりとダイヤモンドを一周。スタンドを埋めたファンは総立ちとなり、劇的な結末を迎えた本拠地は大歓声に包まれた。

4点差を追う9回2死という、敗戦まであと一歩の状況から一気に試合をひっくり返したフィリーズ。チームとしても勢いを感じさせる勝利となった。

MLB公式サイトによると、フィリーズが3カード連続でスイープを達成したのは2022年9月以来。また、9回に4点差を逆転して勝利したのは2019年8月以来の出来事だったという。

シュワバー選手にとっても、サヨナラ本塁打は2023年6月のドジャース戦以来となった。

春先には苦しい時期もあったフィリーズだが、ここにきてチームは見事に勢いを取り戻している。今回の9連勝、そして歴史的ともいえる大逆転劇は、ナ・リーグ東地区の優勝争いをさらに盛り上げる一戦となりそうだ。

 

最後の最後まで諦めない打線のつながりと、試合を決め切る主砲の一撃。

フィリーズが見せた“9回2死からの逆転劇”は、シーズン終盤へ向けてチームの勢いを象徴する忘れがたい勝利となった。