田中こころ選手 韓国戦の劇的ブザービーターから世界へ 20歳の新星がW杯で「世界を驚かせる」存在へ期待

2026.8.20

【©️JBA】

女子日本代表の新たなキーマンとして、20歳の田中こころ選手への注目が一段と高まっている。9月4日にドイツ・ベルリンで開幕する「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2026」の日本代表12人が発表され、田中選手も大舞台への切符をつかんだ。記憶に新しいのが、直前の韓国代表との親善試合で見せた劇的なブザービーター。試合終了間際に放ったディープスリーがゴールに吸い込まれると、SNS上でも大きな反響を呼んだ。世界の強豪が集うベルリンで、今度は日本の新世代を担う存在として輝きを放つ。


 

日本バスケットボール協会(JBA)は20日、9月4日からドイツ・ベルリンで開催される「FIBA女子バスケットボールワールドカップ2026」の大会メンバー12人を発表した。

 

その中で大きな注目を集めているのが、20歳のポイントガード田中こころ選手だ。

ENEOSサンフラワーズに所属する田中選手は、173センチのサイズを生かしたゲームメークと積極的な攻撃参加を持ち味とする若き司令塔。

そして今、ファンの記憶に強く刻まれているのが、韓国代表との親善試合で生まれた劇的な一撃だ。

 

▪️試合終了のブザーと同時に放った「ディープスリー」

韓国代表との親善試合で、最後まで勝敗の行方が分からない展開となる中、田中選手が試合終了間際に大仕事をやってのけた。

放ったのは、通常の3ポイントラインよりもさらに遠い位置からのディープスリー。

ボールが美しい弧を描いてリングへ向かう。

そして、試合終了を告げるブザーとほぼ同時にボールがネットを揺らした。

劇的なブザービーター。

コート上の日本代表に歓喜が広がっただけでなく、その衝撃的な一投は瞬く間にSNS上でも話題となった。

「最後の一投がすごすぎる」

「この距離を決めるのか」

「田中こころ、持っている」

「世界大会でも見たい」

そんな驚きと称賛の声が相次ぎ、田中選手の名前を改めて広く知らしめるプレーとなった。

一瞬で試合の空気を変え、最後の局面でシュートを託され、それを決め切る。

その勝負強さは、世界の舞台で戦ううえでも大きな武器となる。

 

▪️「次代の日本」を担う20歳 世界の強豪へ挑戦

今回の日本代表には、髙田真希選手、渡嘉敷来夢選手、町田瑠唯選手、林咲希選手、宮澤夕貴選手ら、国際舞台で豊富な経験を持つ選手が名を連ねる。

そこに田中選手ら若い世代が加わった。

韓国戦で見せたような勝負強さを、世界のトップレベルを相手に証明する舞台となる。

日本はグループAでスペイン、ドイツ、マリと対戦。

スペインは世界ランキング6位、ドイツは11位、日本は10位。

特に欧州の強豪を相手に、日本のスピードと組織力を生かした戦いが求められる。

そこでポイントガードとしてコートに立つ田中選手には、ゲームを組み立てる能力だけでなく、重要な場面で自ら得点を奪う力も期待される。

韓国戦のブザービーターが示したように、

試合の流れを一瞬で変えられる選手がいることは、日本にとって大きな強みになる。

 

▪️ベテランの経験と若手の勢い

今回の代表チームの魅力は、世代を超えた融合にある。

髙田選手、渡嘉敷選手、町田選手らが長年の国際経験を生かしてチームを支える一方、田中選手、後藤音羽選手、朝比奈あずさ選手ら若い選手が新しいエネルギーをもたらす。

キャプテンを務める宮澤選手を中心に、経験豊富な選手たちから世界で戦う術を学びながら、若手が持ち味を存分に発揮する。

その中でも田中選手は、攻撃の起点となるポイントガードという重要なポジションを担う。

韓国戦で生まれた劇的な一投をきっかけに、一気に注目度が高まった20歳。

次は世界の舞台で、どんなプレーを見せるのか。

 

▪️ベルギー遠征を経て、いざベルリンへ

日本代表は現在、味の素ナショナルトレーニングセンターで第5次強化合宿を実施している。

8月24日から31日まではベルギー遠征を予定しており、30日にはベルギー代表との強化試合に臨む。

本大会へ向けた最後の実戦機会となるだけに、

田中選手にとっても世界の強豪と戦うための重要な準備期間となる。

そして9月4日、ベルリンでワールドカップが開幕する。

 

▪️あの「一投」を、今度は世界へ

韓国戦の劇的なブザービーターは、田中選手の名前をファンの記憶に刻み込んだ。

試合終了のブザーが鳴る瞬間まで勝負を諦めず、最後の一瞬にボールを託され、そして決め切る。

その強心臓は、世界の舞台でも大きな魅力となる。

20歳の田中こころ選手にとって、ベルリンは新たな挑戦の始まりだ。

日本女子バスケットボールを長年支えてきたベテランとともに、次代を担う若き司令塔が世界へ。

韓国戦で日本中を沸かせたあのスリーのように、今度は世界を驚かせる一撃を。

田中選手の名が、ベルリンのコートでさらに大きな輝きを放つことが期待される。