U-NEXTがズッファ・ボクシングを日本独占ライブ配信 ダナ・ホワイトCEO率いる新プロモーション始動 日本戦略の鍵握るCPJにも注目

2026.7.25

動画配信サービス「U-NEXT」は24日、米新興ボクシングプロモーション「ズッファ・ボクシング」が開催する興行の日本独占ライブ配信を開始すると発表した。第1弾となる「Zuffa Boxing09」は、日本時間27日に米ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン・インフォシス・シアターで開催される。


 

ズッファ・ボクシングは、UFCとWWEの親会社であるTKOグループ・ホールディングスが、サウジアラビア政府系ファンド(PIF)傘下のエンターテインメント企業「セラ」と提携して設立した新たなボクシングプロモーション。UFCのダナ・ホワイトCEOとWWE社長兼TKO取締役のニック・カーン氏が運営を率い、競技性とエンターテインメント性を融合させた新時代のボクシング興行として世界的な注目を集めている。

 

ニューヨーク初開催となる今大会では、エドガー・ベルランガ選手とスティーブン・バトラー選手によるスーパーミドル級10回戦、IBF世界スーパーライト級元王者のリチャードソン・ヒッチンズ選手とリカルド・サラス選手によるスーパーライト級10回戦がダブルメインイベントとして実施される。ベルランガ選手、ヒッチンズ選手ら世界トップクラスの実力者が顔をそろえる注目興行で、日本時間27日午前5時45分からU-NEXTで独占ライブ配信される。

今回の独占ライブ配信は、日本のファンがズッファ・ボクシングの興行をリアルタイムで楽しめる環境が整うだけでなく、日本市場への本格展開を占う重要な第一歩としても位置付けられる。

 

更に大きな注目を集めているのが、元世界4団体統一ウェルター級王者で、

2025年12月に現役を引退したテレンス・クロフォード氏の新たな挑戦だ。

クロフォード氏は引退後、ダナ・ホワイトCEO率いるズッファ陣営と、ボクシング界の発展に向けたさまざまなプロジェクトについて協議を重ねていることを明かしており、プロモーターとして世界のボクシング界でどのような役割を担っていくのかにも関心が高まっている。

ズッファ・ボクシングが今後グローバル展開を加速させる中で、クロフォード氏がイベントプロモーションや国際戦略、若手選手の育成などにどのような形で関わっていくのかは、大きな見どころの一つだ。ダナ・ホワイトCEOらと協議を重ねているプロジェクトの全容が明らかになるタイミングにも注目が集まる。

さらに、日本ではabc社との合弁会社として先に発表されたクロフォード・プロダクション・ジャパン(CPJ)の存在にも期待が高まっている。CPJは、日本におけるクロフォードブランドの展開を担う拠点として設立され、今後ズッファ・ボクシングの日本戦略において重要な役割を果たす可能性を秘めている。

現時点で具体的な事業内容は明らかにされていないものの、海外トップ選手の招聘や国内興行との連携、日本人選手の海外進出支援、さらにはズッファ・ボクシングとの共同プロジェクトなど、その可能性は幅広い。クロフォード氏とズッファ陣営による協議内容が具体化するタイミングで、abc社との合弁会社であるCPJが日本市場でどのような役割を担うのかは、今後の大きな注目ポイントとなるだろう。


【文:高須基一朗】