吉田晄成選手がONE初黒星 中国 ジュンチャオ選手の多彩な蹴りに判定負け 本戦契約へ痛い一敗

2026.7.24

【©️ONE Championship 】

2026年7月24日にタイ・ルンピニースタジアムで開催された「ONE Friday Fights 163」で、TEAM TEPPENの吉田晄成選手がリュー・ジュンチャオ選手(中国)とONEフライ級キックボクシングルールで対戦。

3ラウンドを戦い抜いた末、0-3の判定で敗れ、ONE参戦後初黒星を喫した。


 

吉田選手は2025年9月のONEデビュー戦から4連勝を飾り、本戦契約も視野に入る存在として注目を集めていた。しかし、この日はジュンチャオ選手の巧みな距離感と多彩な蹴りに苦しみ、流れを引き寄せることができなかった。

 

試合開始直後からジュンチャオ選手は強烈な右カーフキックや左ミドル、三日月蹴りを軸にリズムを作る。吉田選手もワンツーや右ストレートで前へ圧力をかけたが、打ち合いの終盤で蹴りを返される場面が目立ち、ペースを握り切れなかった。

第2ラウンドでは吉田選手が積極的に前進し、右ストレートやパンチの連打で勝負を仕掛ける。一方のジュンチャオ選手はミドルキックや前蹴りで距離をコントロールし、接近戦でも右ストレートを返すなど冷静な試合運びを見せる。吉田選手は随所でパンチをヒットさせたものの、有効打の積み重ねでは相手が上回った。

最終ラウンドは吉田選手が意地を見せた。左ボディへの連打や右ボディストレート、ワンツーからの左フックなどで攻勢を強め、終盤は手数でも上回る展開となる。ジュンチャオ選手も右ミドルやワンツーで応戦し、後ろ廻し蹴りを繰り出すなど最後まで攻撃の手を緩めず、激しい攻防が続いた。

判定はジャッジ3者ともジュンチャオ選手を支持。蹴りを効果的に織り交ぜながら試合全体をコントロールした内容が評価され、ジュンチャオ選手がONE初勝利を飾った。

一方、吉田選手はONEでの連勝が「4」でストップ。

本戦契約へ向けて重要な一戦を落とす結果となったが、終盤まで攻め続ける姿勢は健在で、今後の巻き返しに期待がかかる。今回の敗戦は、2025年10月のRISEフェザー級王座次期挑戦者決定トーナメントで梅井泰成選手に敗れて以来、キャリア2敗目となった。


【文:高須基一朗】