河村勇輝選手が躍動!12得点 強化されたディフェンスでラスベガス熱狂 米メディアも高評価も…ペイサーズは延長戦で惜敗

2026.7.12

【©️Indiana Pacers 】

NBAサマーリーグで存在感を高め続ける河村勇輝選手(25)が、攻守両面で強烈なインパクトを残した。7月11日(日本時間12日)、米ラスベガスで行われたフィラデルフィア・76ers戦に途中出場すると、12得点、3アシスト、3リバウンドを記録。鋭いプレーメークに加え、闘志あふれるディフェンスで会場を沸かせた。一方、インディアナ・ペイサーズは最大24点差を追いつきながらも延長戦の末、93-100で惜敗した。


 

前日のクリーブランド・キャバリアーズ戦では、途中出場ながら8得点4アシストを記録。代名詞でもあるノールックパスを披露するなど、NBA関係者へ鮮烈な印象を与えた河村選手は、この日もベンチスタートながら限られた時間で持ち味を存分に発揮した。

第1クオーター残り4分29秒からコートに立つと、ターンアラウンドジャンパーで初得点。さらにドライブから味方の得点を演出し、フリースローでも着実に加点した。

第2クオーターでは果敢なドライブでファウルを誘い、自ら得点を重ねると、鋭いパスで3ポイントシュートも演出。ゲームメーク能力の高さを示した。

真価を発揮したのは第3クオーターだった。

フリースローで得点を積み重ねるだけでなく、プレッシャーディフェンスで相手に8秒バイオレーションを犯させると、続けてオフェンスファウルも誘発。

サイズで劣る日本人選手ながら闘志あふれるガッツポーズに会場のボルテージは一気に上昇した。

さらに残り1分23秒にはトップからステップバックの3ポイントシュートを沈めると、観客は総立ち。ラスベガスの会場は大歓声に包まれ、河村選手はチームメートからも祝福を受けた。

最終成績は19分1秒の出場で12得点、3アシスト、3リバウンド。

フィールドゴールは4本中2本成功(成功率50%)、3ポイントシュートは2本中1本成功。今大会で試験導入されている「ワン・フリースロー・ルール」の下でも5本中4本を成功させ、高いシュート精度を見せた。

チームは後半に驚異的な追い上げを見せ、一時は24点差をひっくり返して延長戦へ持ち込んだが、あと一歩及ばず黒星。それでも河村選手のエネルギッシュなプレーは敗戦の中でも際立つ存在となった。

2試合連続で攻守に強いインパクトを残した河村選手。

NBA本契約、あるいはツーウェー契約獲得へ向け、猛烈アピールは着実に続いている。

注目の次戦は13日(日本時間14日)、トロント・ラプターズ戦に臨む。



 

▪️NBAサマーリーグとは? 未来のスターが飛躍を目指す“登竜門”

NBAサマーリーグは、毎年7月に開催されるNBAオフシーズン恒例の大会で、ドラフト指名を受けたルーキーや若手選手、Gリーグ所属選手、NBA契約を目指す無所属選手らが実戦を通じてアピールする場だ。レギュラーシーズンとは異なり、勝敗以上に選手の成長や将来性を見極めることが最大の目的となっている。

現在は、カリフォルニア・クラシックソルトレイクシティ・サマーリーグを経て、NBA全30チームが参加する「ラスベガス・サマーリーグ」が開催されるのが恒例。世界中のスカウトやメディア、ファンが集まり、未来のNBAスターをいち早くチェックするイベントとして高い注目を集めている。

サマーリーグには、ドラフト1巡目の有望株だけでなく、2年目の若手選手や2ウェイ契約を目指す選手、海外リーグで活躍した選手なども出場する。

特にドラフト外の選手にとっては、NBA契約を勝ち取る絶好のチャンス。短期間で結果を残せば、本契約や2ウェイ契約、トレーニングキャンプ参加の切符を手にできることもあり、選手たちはシーズンさながらの激しいアピール合戦を繰り広げる。

 

▪️見どころは“未来のNBA”

サマーリーグ最大の魅力は、数年後にNBAの主役となる選手たちをいち早く見られることだ。近年ではビクター・ウェンバンヤマ選手やパオロ・バンケロ選手ら、後にリーグを代表するスターとなる選手たちがこの舞台で鮮烈なデビューを飾っている。

そのため、サマーリーグは単なるプレシーズンイベントではなく、「NBAの未来を映す大会」とも評される。新たなスター誕生の瞬間を目撃できることが、

多くのファンを惹きつける理由となっている。