森保ジャパン 決勝トーナメントは世界王者ロード 初戦ブラジル▶︎ノルウェー▶︎アルゼンチン…史上最高難度の山を越えられるか

2026.6.26

FIFAワールドカップ北中米大会で、日本代表が3大会連続となる決勝トーナメント進出を決めた。グループFを2位で突破した森保一監督率いる森保ジャパンは、日本時間30日に行われる決勝トーナメント1回戦で、優勝候補の筆頭に挙げられるブラジル代表と激突する。


 

グループリーグ突破は日本サッカー界にとって確かな成果だ。

しかし、その先に待ち受ける組み合わせは、過去のワールドカップと比較しても屈指の厳しさと言える。

初戦の相手は、5度の世界王者に輝くブラジル。

昨年10月の国際親善試合では日本が3-2の逆転勝利を収め、「ブラジルにも勝てる」という自信を得た一戦となった。しかし、今大会のブラジルは当時とは大きく異なる。

攻撃陣ではビニシウス・ジュニオール選手がグループリーグ3試合連続ゴールを記録し、4得点と絶好調を維持。さらに長期離脱していたネイマール選手も復帰を果たし、攻撃のバリエーションは一段と増した。個の能力だけでなく、試合を重ねるごとに組織力も高まり、優勝候補にふさわしい完成度を見せている。

もっとも、日本にも勝機はある。

森保ジャパンは大会を通じて高い守備組織と素早い攻守の切り替えを武器に戦ってきた。ブラジルがボールを保持する時間は長くなると予想されるが、カウンターの精度とセットプレーを生かせれば、再びジャイアントキリングを演じる可能性は十分に残されている。

しかし、本当の試練はブラジル戦を突破した後に待っている。

準々決勝では、世界屈指のストライカーであるアーリング・ハーランド選手を擁するノルウェーとの対戦が有力視されている。圧倒的な決定力を誇るハーランド選手を中心とした攻撃力は大会屈指であり、日本にとってはブラジル戦とは異なるタイプの難敵となる。

さらに勝ち進めば、準決勝ではリオネル・メッシ選手を擁する前回王者アルゼンチンとの対戦も現実味を帯びる。世界最高峰のスター軍団が立て続けに待ち構えるトーナメント表は、まさに「世界王者ロード」と呼ぶにふさわしい。

一方で、ワールドカップは一発勝負のノックアウト方式である以上、過去には数多くの番狂わせが生まれてきた。日本もドイツやスペインを破った実績を持ち、世界との差は確実に縮まっている。

そして本大会のグループリーグでも強豪オランダと互角以上の戦いを見せて引き分けの結果を残している。

今回の決勝トーナメントは、日本サッカーが新たな歴史を刻めるかどうかを占う最大の舞台となる。ブラジル、ノルウェー、そしてアルゼンチン。

その世界の強豪国を倒しトーナメントを連破できれば、それはベスト8進出にとどまらず、日本代表が真の優勝候補へと飛躍する歴史的な大会として語り継がれることになる。