アマ7冠の逸材・中山聖也選手がプロ転向 大橋ジム入り決断「3年以内に世界王者へ」

2026.5.28

【大橋会長公式Instagramより投稿画像】

ボクシング界の新たなスター候補が、ついにプロの舞台へ踏み出す。

大橋ジムは5月28日、横浜市内で会見を開き、

アマチュア7冠を誇る中山聖也選手(19)が

同ジム所属でプロ転向することを正式発表した。

主戦場はフライ級を予定している。


 

2023年アジアユース選手権をはじめ数々のタイトルを獲得してきた中山選手は、将来を嘱望される国内屈指のホープ。会見では、世界4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥選手の存在が、大橋ジム入りを決断した大きな理由だったと明かした。

「井上尚弥選手がいる最高の環境で練習できることが大きかったです。ここで世界チャンピオンを目指したいと思いました」

身長171センチと、フライ級では恵まれた体格を持つサウスポーの中山選手。鋭いカウンターとパンチ力を武器に、「軽量級でもパンチには自信があります」と語り、さらに「3年以内に世界王者になりたい」と力強く宣言した。

昨年度は駒澤大学に進学し、兄・颯太選手、鉱一選手とともに“中山3兄弟”として関東大学リーグで活躍。全勝でチーム優勝に貢献するなど、アマチュアでも圧倒的な存在感を放ってきた。

しかし、2028年ロサンゼルス五輪では自身の適正階級である51キロ級が実施されず、最軽量級が56キロ級となることを受け、プロ転向を決断。大学を中退し、自ら大橋秀行会長へ連絡を入れたという。

大橋会長は、中山選手の将来性を高く評価した。

「映像を見た時に、パンチ力もあるし、スピードもうまさもあると感じた。間違いなく世界チャンピオンになる素材」

さらに、長身サウスポーという特徴から、前WBC・IBF世界バンタム級統一王者の中谷潤人選手を引き合いに出し、「複数階級制覇も狙える逸材」と期待を寄せた。

その言葉に対し、中山選手も「おこがましいですが、中谷潤人選手に似ていると言われることもあり、参考にしています」とコメント。さらに、「井上尚弥選手のように5階級制覇を目指したい」と、大きな夢を口にした。

大橋ジムには、同学年でアマ6冠の片岡雷斗選手、さらに1学年下でアマ49戦全勝の藤木勇我選手ら、次世代を担う有望株が集結している。中山選手は高校時代に片岡選手、小学生時代には藤木選手に勝利した経験もあり、「同じジムで切磋琢磨していきたい。自分が一番早く世界チャンピオンになりたい」とライバル心ものぞかせた。

なお、プロテストは6月10日に後楽園ホールで実施予定。同日に行われる藤木選手のデビュー戦興行内で公開テストとして開催される。

この興行では、藤木選手や片岡選手、アマ世界ユース王者・坂井選手ら、大橋ジム期待の若手選手たちが集結。タイトルマッチなしにもかかわらず、チケットはすでに完売しているという。

大橋会長は「フェニックスバトル史上、最速の完売。次世代への期待を感じています」と手応えを口にした。