MVP MMA-1- ネイト・ディアスが顔面崩壊の流血TKO負け ペリーの容赦なきヒジが顔面を切り裂いた“カリスマの終幕”
MVP MMA-1-のメインカードの一つとして組まれたこの試合だが
悪童の異名を持つネイト・ディアスが、壮絶な流血劇の末に沈んだ。
ケージの中で繰り広げられたのは技術戦というより、顔面を破壊し合う凄惨な消耗戦だった。最後はマイク・ペリーの凶暴なヒジ打ちがディアスの眉尻を深々と切り裂き、ドクターストップによる無念のTKO決着。
カリスマは血に染まりながらケージを去ることになった。
▼ウェルター級
× ネイト・ディアス(米) TKO 2R終了時 ※ドクターストップ
⚪︎ マイク・ペリー(米)
ディアスは、コナー・マクレガーとの死闘で世界的人気を獲得したMMA界屈指のカリスマ。打たれても前に出続ける独特のファイトスタイルで熱狂的支持を集めてきた。
一方のペリーは、素手ボクシング「BKFC」で“最も危険な男”として再評価された狂犬ファイター。近距離での破壊力と荒々しい打撃は、MMAルールでも異様な存在感を放っていた。
試合開始直後から、その危険性は露骨だった。
1R、ペリーは間合いに入るや否や右を強打。さらに首相撲の展開では、至近距離から無慈悲なヒジとヒザを何度も叩き込む。ディアスも組みから寝技へ持ち込もうとしたが、ペリーの圧力は止まらない。重いボディ打ち、荒々しいフック、そして顔面を削る徹底した近距離でのヒジによるカッティングを狙った攻撃。
それでもディアスは被弾しながらも前進を止めなかった。
そして惨劇は2Rに訪れる。
距離を潰したペリーは、ディアスの顔面へ縦ヒジを容赦なく打ち下ろした。鋭利な刃物で裂いたかのように眉尻が大きく割れ、みるみるうちに鮮血が噴き出す。
ディアスの顔面は瞬く間に血で染まり、視界を奪われた“悪童”は、それでも構わず前へ出た。
だが、ペリーは止まらない。
アッパー、ヒジ、ヒザ―。至近距離から叩き込まれる暴力的な打撃に、ディアスの顔面は完全に破壊されていく。ラウンド終盤には飛びヒザまで直撃。
ディアスはダウンした刹那でラウンド終了となり会場は騒然となった。
ゴングには救われた。だが、コーナーに戻ったディアスの顔は、もはや“試合続行可能”とは言い難い凄惨な状態だった。
陣営は懸命に止血を試みたものの、カットは深く、流血は止まらない。
ドクターは迷わず試合停止を宣告。
ディアス本人はなお戦う意思を見せていたが、
その闘志すら上回るほど、顔面の損傷は深刻だった。
【文:高須基一朗】

