伊東純也選手が今季4ゴール目も…ヘンクは痛恨ドロー 10ゴール乱打戦の末にPO1進出逃す
【©️Koninklijk Racing Club Genk 】
ベルギー・プロ・リーグ第30節が現地時間23日に行われ、KRCヘンクはRAALラ・ルヴィエールと対戦し、5-5の引き分けに終わった。この試合では日本代表MF伊東純也選手が今季リーグ戦4ゴール目となる勝ち越し弾を記録したものの、チームはUEFAチャンピオンズリーグ出場権を争うプレーオフ1進出を逃す結果となった。
レギュラーシーズン最終節の時点で、ヘンクは11勝8分10敗の勝ち点41で7位。
プレーオフ1圏内の6位ヘントとは勝ち点1差で、
この試合は進出のために勝利が絶対条件という状況だった。
試合は序盤から激しく動いた。
6分にダーン・ヘイマンスのゴールでヘンクが先制すると、15分にはロビン・ミリソラが追加点を決めて2点リードを奪う。
しかし37分、43分と立て続けに失点し、試合は振り出しに戻った。
それでも前半アディショナルタイム、日本代表ウインガーが大きな仕事を果たす。右サイドからの折り返しを起点にヘイマンスが最終ラインの裏へスルーパス。これに抜け出した伊東が冷静にゴールへ流し込み、勝ち越し点を奪った。伊東にとっては今季リーグ戦4ゴール目となった。
後半に入ると、50分にザカリア・エル・ワアディのゴールでヘンクが再びリードを広げる。しかし68分にオウンゴールで1点差とされると試合は再び乱戦模様となる。86分にはアーロン・ビバウトの得点で5-3とし勝利目前となったが、試合終了間際にまさかの展開が待っていた。
後半アディショナルタイム、ラ・ルヴィエールが立て続けにゴールを奪い、試合は5-5で終了。合計10ゴールが生まれる壮絶な打ち合いはドロー決着となった。
この結果、ヘンクは勝ち点42でレギュラーシーズンを7位で終了。UEFAチャンピオンズリーグ出場権を争うプレーオフ1進出はならず、UEFAヨーロッパカンファレンスリーグ出場権を懸けたプレーオフ2に回ることが決まった。伊東のゴールは貴重な一撃となったが、チームはあと一歩で勝利を逃し、チャンピオンズリーグ出場の可能性も消滅する痛恨の引き分けとなった。
ベルギーリーグのプレーオフ1(PO1)進出ルール
ベルギー1部リーグは「レギュラーシーズン→プレーオフ」という方式を採用している。
まずレギュラーシーズンは全30試合を戦い、上位6チームがプレーオフ1(PO1)へ進出する。7位以下は別のプレーオフ(PO2)に回るため、6位以内に入ることがチャンピオンズリーグ出場権争いに参加する最低条件となる。
プレーオフ1では、レギュラーシーズン終了後に勝ち点が半分にリセットされる(端数は切り上げ)。そのためレギュラーシーズンの勝ち点差は大きく縮まり、6位で滑り込んだチームでも優勝やチャンピオンズリーグ出場の可能性が残る仕組みとなっている。
プレーオフ1は上位6チームによるホーム&アウェーの総当たり(計10試合)で行われ、この最終順位によって欧州大会出場チームが決定する。
一般的な欧州大会出場枠は以下の通り。
1位:チャンピオンズリーグ本戦
2位:チャンピオンズリーグ予選
3位:ヨーロッパリーグ
4位:カンファレンスリーグまたはプレーオフ
5位:欧州プレーオフ
6位:欧州大会出場の可能性は低い
今回のヘンクはレギュラーシーズン7位で終了したため、プレーオフ1に進出できず、チャンピオンズリーグ出場権の可能性は消滅。プレーオフ2(カンファレンスリーグ出場枠争い)に回ることとなった。
つまり今回の5-5の引き分けは、ヘンクにとって「チャンピオンズリーグ出場権争いから脱落することになった痛恨のドロー」となった。


